パソコンの買い替えを検討中なら必見!ゲーミングPCの選び方を徹底解説

ゲーミングPCの買い替えを検討している皆さんにとって、新しいパソコンを選ぶことは重要な決断です。高性能なハードウェアや最新のテクノロジーを駆使し、快適なゲーム体験を得るためには、適切なゲーミングPCの選択が不可欠となります。

ゲーミングPCを選ぶ際にもっとも重要なのがパフォーマンスです。CPUの処理能力やグラフィック性能、さらにメモリやストレージの容量など、ゲームを快適にプレイするためには、各パーツのポイントを押さえた最適な組み合わせが必要で、CPUやビデオカード(グラフィックボード)の発熱をいかに抑えるかもパフォーマンスのためには重要になってきます。

パソコンや各パーツの知識に自信のある方は自作でも問題ありませんが、知識や経験に自信のない方はもちろん、忙しくてあまり手間を掛けたくないという方はBTOパソコンに注目です。BTOパソコンは自分好みのカスタマイズができるのが最大の特徴ですが、BTOメーカーによってはより幅広いカスタマイズが可能で、自作と遜色のないパーツ選びができることもあります。組み立ての手間がかからないだけでなく、手厚いサポートや保証が期待できる点もうれしいポイントです。

本記事では、「ゲーミングPCの選び方」というテーマに焦点を当て、パソコンの買い替え、特にゲーミングPCを狙っているユーザーの方に向けての具体的なアドバイスを提供します。自分に最適なゲーミングPCを選ぶための参考にしてみてください。




1.ゲーミングPCの購入前に押さえておきたいポイント

1-1.ゲーミングPCの買い替えタイミングはどれくらい?

ゲーミングPCは、ゲームを快適にプレイすることを目的としたパソコンです。つまり、ゲームが快適にプレイできなくなれば、それがゲーミングPCとしての寿命と言えるかもしれません。

購入時から同じゲームをプレイし続けるのであれば、パソコンとして問題なく動いている限り、同じゲーミングPCでも問題ありませんが、ゲームは常に進化しているため、新しいゲームをプレイしたければ、新たなゲーミングPCが必要となることも珍しくありません。

ゲームが快適にプレイできるかどうかは、対象となるゲームが要求するスペック次第となりますが、だいたいの目安はゲーミングPCの価格で判断することができます。購入時の価格が10万円前後のゲーミングPCの場合、最新ゲームに対しては力不足になることが多く、1~2年後のゲームには対応できないこともありえます。その基準で考えると、20万円前後のミドルクラスであれば3~4年、ハイエンドクラスであれば5~7年くらいは戦える性能を秘めていると考えてもよいでしょう。



1-2.ゲーミングPCの予算を考える

ゲーミングPCは10万円前半から購入可能で、ハイエンドクラスになると50万円を超えることも珍しくありません。ゲーミングPCの価格に大きな隔たりがある最大の理由はビデオカード。ビデオカードの価格差が、そのままパソコンの価格差と考えても良いでしょう。

どのクラスのゲーミングPCを選ぶかは、プレイしたいゲーム次第です。自分がプレイしたいゲームがどのくらいのスペックが必要かを事前にしっかりチェックして、そのスペックから予算を計算していきましょう。

先にもお話した通り、予算をかければゲーミングPCの寿命も伸びる傾向にありますが、ハイエンドのビデオカードはなかなか簡単に購入できる価格ではありません。自分のプレイしたいゲームが決まっていない場合や様々なゲームを試してみたいという方は、価格と性能のバランスが良いミドルレンジクラス、だいたい20万円前後のゲーミングPCがおすすめです。ミドルレンジクラスの性能があれば、最新の3Dゲームでも、現在主流のフルHD~WQHD程度の解像度であれば、設定次第で快適にプレイすることもできます。



1-3.ゲーミングPCはBTOパソコンがおすすめ

ゲーミングPCを入手する場合、大手メーカー製パソコンやBTOパソコンを購入するか、自分でパーツを選んで組み立てる自作といった選択肢があります。サポートや安心感を求めるのであれば大手メーカー製パソコンになりますが、好きなスペックが選べず、割高感も否定できません。

パーツの知識や組み立ての経験があれば自作ももちろん選択肢に入りますが、手軽さやサポートなどを考えるとBTOパソコンがおすすめです。BTOは“Build to Order”の略で、いわゆる受注生産型のパソコンを意味します。BTOメーカーによっては、自作と変わらないレベルの幅広いカスタマイズ性が用意されており、自分好みのスペックのゲーミングPCを手軽に入手できるのが魅力です。やや割高にはなりますが、組み立ての手間やサポートを考えれば、決して無駄な投資にはならないでしょう。

そのほか、デスクトップPCにするかノートPCにするかで悩む方もいらっしゃるかもしれませんが、設置場所がしっかり確保できるのであれば、デスクトップPCがおすすめです。デスクトップPCは拡張性が高く、パーツの換装や増設も手軽にチャレンジできます。

逆に、設置場所が確保できない場合はノートPCも有力な選択肢となります。デスクトップPCはモニターも含めて、かなりの専有面積を占めます。ノートPCであれば、場所を選ばずに利用できるので、自分の机だけでなく、リビングや寝室、さらには外出先でもがプレイすることができます。ただし、パフォーマンス面では、デスクトップPCよりも低くなる傾向にあることも覚えておきましょう。

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1-4.モニターも重要!リフレッシュレートとfpsの関係

ゲーミングPCでゲームをプレイする場合、忘れがちになりますが、組み合わせるモニターも非常に重要です。モニターの性能次第では、せっかくのハイエンドゲーミングPCも、その性能をフルに発揮できなくなるからです。

ゲーミングPCのパフォーマンスを計測する際、対象となるゲームのフレームレート(fps)が重要となります。このfpsは、1秒間に何枚の画像を描画できるかを表す指標で、fpsの値が大きいほど、描画がなめらかになり、プレイの快適さも向上します。

一方、モニターには、リフレッシュレート(Hz)と呼ばれるスペックがあります。このリフレッシュレートは、1秒間に何回画像を更新できるかを表す指標で、例えば60Hzであれば、1秒間に表示される画像が60回更新されることになります。

つまり、ハイスペックなゲーミングPCを使って、100fpsで描画したとしても、モニターのリフレッシュレートが60Hzであれば、60fps分しか表示されないことになります。それゆえ、ゲーミングモニターと呼ばれるゲーム向けのモニターは、144Hzや240Hzといった高いリフレッシュレートが特徴となっています。

逆に、144Hzのモニターを使っても、PC側が60fpsしか出力できなければ、高いリフレッシュレートが無駄になります。ゲーミングPCを導入する場合は、その性能に見合ったモニターを組み合わせないと、せっかくのパフォーマンスが活かしきれなくなるのです。


なお、最初にお話した予算には、モニターの価格は含まれていません。ゲーミングPCを購入する場合は、その性能を活かせるゲーミングモニターをあわせて購入する必要があるので、予算を検討する際は注意しましょう。




2.ゲーミングPCのパーツの選び方

2-1.ビデオカードは「GeForce」か「Radeon」

ビデオカードは、基板上にGPU、ビデオメモリ(VRAM)、ファンなどのクーラーを搭載したパーツで、ゲーミングPCにおいて最も重要なパーツです。ゲームの美麗なグラフィックやフレームレートはビデオカードに依存する部分が大きく、ゲーミングPCを購入する場合、特にビデオカードに予算を割く方向で検討しましょう。

ビデオカードに搭載されているGPUは、現在のところ、NVIDIAの「GeForce」とAMDの「Radeon」の2択です。Intel製の「Arc」シリーズも広く利用されているGPUですが、ゲーミングPCの分野では、ほぼ「GeForce」か「Radeon」と言ってよいでしょう。それぞれのブランドによって特徴があり、機能面では「GeForce」、コスパでは「Radeon」といった傾向も見られますが、現在の人気は「GeForce」に軍配が上がります。なお、ゲームによっては、推奨GPUとして「GeForce」あるいは「Radeon」を提示しているものがあります。そういったゲームは推奨GPUに最適化されているので、推奨されたブランドを選んだほうが快適なプレイが期待できます。

高fpsでプレイするのであれば、ハイエンドクラスのビデオカードが必要となりますが、ビデオカードの価格は性能に合わせて跳ね上がり、現役最強クラスの「GeForce RTX 4090」を搭載したビデオカードは、30万円を超えるモデルも珍しくありません。高性能なビデオカードであれば、最新の3Dゲームにも対応できる可能性が高いので、長く使える点は大きなメリットですが、やはり非常に高額なため、予算に余裕がない場合は、ある程度の割り切りも必要となってきます。

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2-2.CPUは予算とバランスを考慮

CPU(Central Processing Unit)は、パソコンの基幹パーツであり、処理速度に大きく影響を与えます。一般にクロック周波数の高いCPUのほうが高性能ですが、最近のCPUは複数のコアを搭載するマルチコアが主流で、コア数もパソコンの快適さに大きく寄与します。

ゲーミングPCの場合、ビデオカードが特に重要で、CPUのスペックは多少抑えても問題ありません。しかし、ゲームにおける処理は、すべてビデオカードが行っているわけではなく、CPUに依存している部分も少なくありません。また、どんなに高性能なビデオカードを利用しても、CPUの性能が低すぎると、そこがボトルネックとなり、せっかくの性能がフルに発揮されない場合もあります。そのあたりのバランスを、予算とあわせて検討するのが、ゲーミングPC選びの鍵となってきます。

CPUは、インテルの「Core」シリーズとAMDの「Ryzen」シリーズの2択になりますが、GPUと同様で、どちらを選んでも大きな差はありません。ただし、インテルCPUのほうが高いシェアを占め、採用するゲーミングPCのラインナップも豊富なので、予算や用途にあわせやすいというメリットがあります。ゲーミングPCであれば、インテルなら「Core i5」以上、AMDなら「Ryzen 5」以上のモデルを狙っていきましょう。

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2-3.メモリは16GB以上は用意したい

メモリは、パソコンが処理するデータを一時的に保存する働きがあり、容量が大きいほどパソコンの処理が快適になります。3Dゲームを快適にプレイするためには、最低でも16GBは用意したいところです。もし、ゲーム配信などにも挑戦したいという方は、ゲーム以外のソフトウェアも同時に動かす必要があるので、32GB以上のメモリを搭載するようにしましょう。

メモリには「DDR4」と「DDR5」の2種類があり、「DDR5」のほうがデータ転送速度が高速になりますが、その差はほとんど体感することができません。そのため、比較的価格の安い「DDR4」でコストを抑えることもできますが、いずれのメモリが利用できるかは、組み合わせるCPUやマザーボードによって決まります。また、メモリを2枚1組で利用して、データ転送速度を高速化するデュアルチャンネルでの使用が現在の主流です。このあたりは、BTOパソコンを購入する場合はあまり気にする必要はありませんが、基本知識として覚えておきたいポイントです。

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2-4.ストレージは読み書き速度の高速な「SSD」

データを保存するストレージには、メモリチップにデータを書き込む「SSD」と金属製の円盤に磁気でデータを記録する「HDD」があります。データの読み書き速度は「SSD」のほうが圧倒的に速いため、ゲーミングPCであれば「SSD」を選択したいところです。読み書きが速ければ、マップデータの読み込みなども高速になり、より快適にゲームをプレイできるようになります。

また、「SSD」にも種類があり、NVMe接続の「M.2 SSD」が、従来のSATA接続よりも高速であることも覚えておきましょう。容量については最低でも500GBは必要。1TB以上用意しておけば、データサイズの大きなゲームや、アップデートの頻繁なゲームでも安心してプレイできます。

“ゲーム配信を行う”“動画編集用途も考えている”など、大量の録画データを保存する必要がある方は、大容量を低コストで導入できる「HDD」の利用も視野に入れておきましょう。その場合も、まずは「SSD」、必要があれば「HDD」を追加するといった方針で検討するのがおすすめです。

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2-5.CPUクーラーは冷却性能と静音性に注目

CPUは負荷が掛かると高熱を発するため、冷却が必須になります。冷却を怠れば、サーマルスロットルが機能して、動作クロックを抑えるため、パフォーマンスがフルに発揮されなくなります。高熱は性能面だけでなく、故障やトラブルの原因になるので、特に注意したいところです。

多くのパソコンは「空冷」システムが採用されており、CPUの冷却には、ヒートシンクとファンを組み合わせたCPUクーラーが使用されます。基本的には、CPUに付属する、いわゆる“純正クーラー”でも十分な冷却性能を発揮しますが、冷却性や静音性に優れたCPUクーラーを別途用意したほうが、より快適にパソコンを使うことができます。

さらに冷却性および静音性にこだわりたい方は、導入コストはかかりますが、水冷ユニットの導入も検討してみましょう。水冷ユニットは、高い冷却性能だけでなく、静音性も期待できます。また、「簡易水冷」と呼ばれる水冷ユニットであれば、導入の手間もあまり掛からず手軽に利用できるので、知識や経験に自信のない方にもおすすめできます。

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3.サイコムについて

3-1.BTOメーカー・サイコムとは?

ゲーミングPCを購入するならBTOパソコンがおすすめと言いましたが、BTOパソコンを取り扱うメーカーは少なくありません。ここでは、BTOメーカーのひとつであるサイコムについて紹介していきたいと思います。

サイコムは、1999年5月に埼玉県草加市にて、インターネットを利用したカスタムPCの販売をスタート。以降、インターネットを主戦場に信頼性の高いBTOメーカーとして、その地位を築いています。BTOでありながらも高いカスタマイズ性が魅力で、保証やサポート面にも力が入れられており、中・上級者だけでなく、初心者にも安心のBTOメーカーとなっています。


3-2.職人としてのこだわりに注目

サイコムは、“Craftsmanship”をキーワードに、職人の集団としてのこだわりを大事にしているのが特徴です。パーツの選定にもこだわりがあるのもポイントで、同社のホームページには、すべての使用パーツに、スペックだけではなく、メーカー名と型番が明記されているので、安心感が高い点も注目です。主要パーツに関しては、その詳細もしっかり紹介されており、同社のパーツ選定に関する自信を垣間見ることができます。

さらに、BTOメーカーでありながら、細かなカスタマイズが可能なのも大きな特徴で、非常に幅広い選択肢が用意されており、CPUやビデオカードだけでなく、メモリやストレージの容量を細かく設定できるほか、PCケースの変更にも対応できるモデルもラインナップされています。また、オプションとして、キーボードやマウス、モニターなどを追加することができるのも、初心者にとってはうれしいポイントと言えそうです。



3-3.保証やアフターサポートも充実

サイコムは、保証・サポートにも力を入れており、無償での1年保証に加え、有償でプラス2年の延長保証にも対応します。保証限度額は購入価格の100%で、保証期間中の修理回数は無制限、延長保証料以外に修理費の自己負担なしなど、初心者はもちろん、パソコンの知識がある人にとっても注目したい保証内容となっています。

アフターサービスとして、オリジナルのユーザーズガイドが添付されるほか、保証期間が過ぎても、電話やメールでの相談に対応。専任のサポートスタッフがトラブルの早期解決に務めてくれますし、購入前にもパーツ選びや全体的な構成についての相談にも対応。購入前から購入後まで、快適なパソコンライフを全面的にバックアップしてくれます。インターネット接続やメール設定、操作レッスンなど、購入後の設定や設置をお任せできる「パソコン訪問設置サービス」も、有償になりますが、パソコンにあまり詳しくない方にうれしいサービスとなっています。




4.サイコムのゲーミングPCセレクション

4-1.コスパ重視!ミドルスペックのおすすめゲーミングPC

サイコムのゲーミングPCにおけるベーシックモデルが「G-Master Velox II」シリーズです。同社が提案する厳選されたパーツ構成とシンプルなカスタマイズ性が持ち味で、パーツ知識に自信のない方でも安心して利用できる標準構成。CPUにCore i5-13400F、ビデオカードにGeForce RTX 3060を採用したミドルレンジのパフォーマンスで、最新の3Dゲームにも耐えうるオールマイティーな性能を備えています。

厳選パーツの採用によるコストパフォーマンスの高さが魅力の「G-Master Velox II」シリーズですが、もちろんカスタマイズにも対応しており、物足りないと思った方は、自分好みの構成にパワーアップすることもできます。ホワイトのPCケースが特徴で、ゲーミングPCではおなじみのRGB LEDがオプションで用意されている点も注目。CPUにAMD Ryzen 5を採用したAMD EDITIONもラインナップされています。



4-2.性能をフルに引き出すハイスペックなおすすめゲーミングPC

サイコムのゲーミングPCは「G-Master」としてブランディングされていますが、スタンダードに性能を追求したい方は「G-Master Spear」シリーズに注目です。CPU、ビデオカードともに幅広いカスタマイズが可能で、CoolerMaster製の黒いPCケースが存在感を放ちます。

さらにハイエンドを追求したい方におすすめなのが「G-Master Hydro」シリーズ。ゲーミングPCの場合、CPUだけでなくGPUの冷却にも注意したいところですが、ビデオカードのヒートシンクやファンを換装するのはあまり現実的ではありません。しかし、「G-Master Hydro」シリーズは、CPUだけでなく、GPUの冷却にも水冷ユニットを利用したデュアル水冷システムを採用し、ハイエンドのCPU&ビデオカードのパフォーマンスをフルに引き出し、最新の3Dゲームでも安定した環境で楽しむことができます。水冷ユニットを利用しているため、静音性が高いのも注目のポイントとなります。

ゲーミングPCならではの魅力とも言えるLEDによるライティングを存分に楽しめる「G-Master Luminous RGB」は、世界的なパーツメーカーであるASUSとの協業によって生み出されたコンセプトモデル。強化ガラスサイドパネルを採用しており、まさに魅せるパソコンとして注目のモデルとなっています。



4-3.静音性を追求したモデルも注目

ゲーミングPCは高いパフォーマンスを引き出すために静音性が犠牲になりがちです。先に紹介した「G-Master Hydro」シリーズは、水冷ユニットを採用することで冷却性能と静音性を両立させていますが、空冷環境での静音にこだわっているのが「Silent-Master」シリーズです。

サイコム独自の検証を重ねながら、エアフローによる冷却と静音のバランスを突き詰めた究極とも言える静音モデルで、「Silent-Master NEO」シリーズは、Noctua製の高性能CPUクーラーと冷却効率に優れてCoolerMaster製のPCケースを組み合わせることで、驚異的な静音性を実現しています。

そして、「Silent-Master PRO」シリーズでは、ファンレスCPUクーラーと低電圧版CPUを組み合わせることで、さらなる静音化を実現。同社独自のチューニングによって、低電圧版CPUでも本来の性能以上のパフォーマンスが引き出されている点も注目です。

なお、静音PCの場合は、基本的にミドルレンジ以下のビデオカードを組み合わせるのが基本となるため、あまりゲーミングPC向きとは言えないかもしれませんが、とにかく静音性を追求したい方は注目です。なお、サイコムでは、CPUの冷却に水冷ユニットを利用することで静音性を高めた「Aqua-Master」シリーズもラインナップされているので、あわせてチェックしてみましょう。



4-4.ゲーム配信も大丈夫!水冷採用のハイエンドモデル

ゲームをプレイするだけでなく、同時にゲーム実況などのライブ配信もやってみたいという方におすすめなのが「Lepton Stream Box」です。サイコムが配信者向けに提供する水冷ハイエンドモデルで、1080p/60fpsの録画・配信に対応したキャプチャーボードを搭載するほか、配信者に最適な機能が盛り込まれたマザーボード「ASRock Z790 LiveMixer」が採用されているなど、高い安定性と拡張性を両立させたモデルとなっています。

配信者に便利なUSBポートが豊富に用意されており、フロントパネルとバックパネルで合計16基のUSB Type-Aコネクタと3基のType-Cコネクタを装備。ビデオカードは標準で「GeForce RTX 4070」を搭載しており、最新の3Dゲームも問題なくプレイできますし、カスタマイズによってより高性能のビデオカードを利用することもできます。これから配信を始めたい人はもちろん、よりクオリティの高い配信を目指す人にもおすすめの1台に仕上がっています。

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5.まとめ

ゲーミングPC選びは、自分のプレイしたいゲームにあわせるのが一番ですが、プレイしたいゲームが一種類とは限りませんから、できるだけ幅広くプレイできるゲーミングPCをチョイスしたいところです。その際に、もっとも重要なのがビデオカードで、ビデオカードの寿命がゲーミングPCの寿命と言っても過言ではないかもしれません。

ハイエンドのビデオカードを採用すれば、様々なゲームがプレイできるだけでなく、より長い期間楽しむことができます。しかし、ハイエンドのビデオカードは非常に高価なので、なかなか簡単に導入することはできません。そのあたり、予算や自分のプレイスタイルを考慮しつつ、最適なビデオカードをチョイスしましょう。コストパフォーマンスの高いミドルレンジのビデオカードのみを換装していくというのも一つの手かもしれません。

ゲーミングPCを新たに購入するならBTOパソコンがおすすめです。自分好みのスペックに寄せられるカスタマイズ性と保証やサポートが受けられる安心感の両立は、大手メーカー製パソコンや自作PCと比較しても、大きなメリットになります。

本記事では、ゲーミングPCに必要な様子を中心に、パーツ選びのポイントなどを解説していきました。ゲーミングPCの買い替えは、決して安い買い物ではありませんので、購入前に自分に必要なスペックをじっくり検討したいところです。本記事を参考にして、自分に最適なゲーミングPCを手に入れ、快適なゲーミングライフを送ってください。



BTOパソコン売れ筋ランキング

(4月1日~4月31日)

  • 1位
    1位G-Master Velox II Intel Edition
    高品質なパーツを採用した納得の標準構成と厳選されたオプションパーツでシンプルなカスタマイズが楽しめる新機軸のゲーミングPC!
    定番のインテル® Core™ プロセッサ搭載モデルです。
  • 2位
    2位G-Master Spear Z790/D5
    DDR5メモリとインテル® Core™ プロセッサを採用するミドルタワー型ゲーミングPC。
    高性能と高拡張性を実現したゲーマー向けハイエンドモデルです。
  • 3位
    3位Radiant GZ3500Z790/D5
    インテル® Core™ プロセッサとDDR5メモリを搭載するATXミドルタワー型モデル。BTOならではのカスタマイズの幅が広いスタンダードなモデルです。
  • 4位Radiant VX3100B660/D4
    インテル® Core™ プロセッサ(第14世代)採用のMicroATXミニタワー型モデル。ミドルタワー型PCは大きくて置けない、でも高性能なパソコンが欲しい!とお悩みの貴方にオススメ!
  • 5位G-Master Hydro Z790 Extreme/D5
    CPU冷却に360mm大型ラジエーターの水冷ユニットを搭載するデュアル水冷ゲーミングPC。インテル® Core™ プロセッサとサイコム独自に水冷化したGeForce RTX4000シリーズとの組み合わせで、最強のゲーミング環境を実現します。
  • 6位Silent-Master NEO Z790/D5
    こだわりのNoctua製空冷CPUクーラーを採用し、エアーフローと静音性のバランスを極めた静音PC。インテル® Core™ プロセッサを搭載するATXミドルタワー型モデル。
  • 7位G-Master Spear X670A
    Zen4アーキテクチャ採用のAMD Ryzen 7000シリーズを搭載するミドルタワー型ゲーミングPC。高性能と高拡張性を実現したゲーマー向けハイエンドモデルです。
  • 8位Silent-Master PRO Z790/D5
    低電圧CPUとファンレスCPUクーラーを組み合わせることにより誕生した究極の超静音PC。独自セッティングにて低電圧CPUの性能向上も実現しました。
  • 9位Radiant GZ3500X670A
    Zen4アーキテクチャ採用のAMD Ryzen 7000シリーズ搭載ATXミドルタワー型モデル。BTOならではのカスタマイズの幅が広いスタンダードなモデルです。
  • 10位Premium-Line B760FD-Mini/T/D5
    「いいものを永く」のコンセプトで標準2年保証や無償オーバーホールサービスが付いた高品質PCに、インテリア性の高いスタイリッシュデザインの省スペースPCが登場。