パソコン初心者でも安心!BTOパソコンの選び方とおすすめモデル

BTOパソコンとは、自分で選択したパーツをベースに、BTOメーカーが組み立ててくれるパソコンのことです。自分に必要な性能や機能を選んでカスタマイズできるため、自分だけのパソコンを手軽に入手することができます。しかし、カスタマイズと言われても、そもそもどのパーツを選べば良いのかがわからないといった初心者やあまりパーツに詳しくない方には少々ハードルが高いイメージがあるかもしれません。

そこで、本記事ではBTOパソコンの選び方やおすすめモデル、性能やカスタマイズ方法などを紹介します。初めてBTOパソコンを購入する方や、BTOパソコンの選び方やカスタマイズ方法に迷っている方は、ぜひ参考にしてください。




1.BTOパソコンとは?

1-1.BTOパソコンとは?

BTOとは、受注生産を意味する「Build To Order」の略で、カスタマイズできるメーカーあるいはショップ直販パソコンのことをBTOパソコンと呼びます。注文を受けてから作る受注生産で、ユーザーは決められた選択肢の中からCPUやビデオカード(グラフィックボード)を選択することが可能で、自分の好きなようにカスタマイズすることができるのが大きな特徴となっています。

一方、自作PCは、ユーザーが自らパーツをすべて選定・購入し、自分で組み立てるパソコンのことで、OSセットアップまでの作業をすべて自分でこなす必要があります。パソコンに関する知識と経験があれば、すべて自作したほうがパーツ選定の自由度が高く、コスト面でも有利な場合も多いと言われています。

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1-2.BTOのメリット・デメリットを探る

パソコンを導入する際、BTOパソコンの対抗馬として候補に挙がるのが、自作パソコンとメーカー製パソコンです。自作パソコンは、前述の通り、ユーザー自らがパーツをすべて選定・購入し、自身の手で組み立てるパソコンのことで、メーカー製パソコンはいわゆる大手メーカーがオールインワンで販売するパソコンのことを指しています。

自作パソコンと比較すると、BTOパソコンは、カスタマイズの自由度がやや劣るものの、選定や組み立ての手間がいらないところがポイントとなります。パソコンに関する知識や経験があれば自作パソコンでも問題ありませんが、初心者はもちろん、あまり知識のない方や最新情報を追いきれていない方は、BTOパソコンがおすすめです。BTOパソコンは、パーツ選定や組み立ての手間がない分、自作パソコンと比べて割高ですし、自分ですべてのパーツを選べば、徹底的なコストダウンも可能です。逆に言えば、コストよりも、手間や時間を惜しむのであれば、知識や経験がある方でも、BTOパソコンは有力な選択肢になり得るのです。

また、BTOパソコンは自作パソコンと異なり、保証やアフターサービスが充実している点も注目です。自作パソコンの場合、自分好みのパーツ構成を格安で入手したとしても、相性問題などで上手く動かないなんてトラブルが発生することも少なくありません。BTOパソコンの場合、メーカーやショップが検証したパーツ構成が提案されますから、相性などの心配もなく、万が一トラブルが起こったときでも、しっかりとしたサポートを受けることができます。

メーカー製パソコンの場合、カスタマイズ性はほとんど期待できませんが、保証やアフターサービスについては万全で、特に初心者に対するサービスはBTOパソコンを上回る場合もあります。また、使いやすさを向上する、メーカー独自の優れた機能も見逃せないポイントになります。ただし、コスト面では、自作パソコンはもちろん、BTOパソコンを大きく上回ることも少なくありません。

コストやカスタマイズ性は自作パソコン、保証や独自機能であればメーカー製パソコンがそれぞれ強みを発揮しますが、カスタマイズ性については、現在主流のパーツ構成であれば、選択肢にそれほど大きな幅もなく、サイコムなどのBTOパソコンでもかなり柔軟な対応が可能です。保証面に関しても、BTOメーカーは独自の保証やサービスを充実させていますので、初心者でも安心して使用することができます。

BTOパソコン、自作パソコン、メーカー製パソコンのそれぞれに一長一短がありますが、そういったメリット・デメリットを、自分の知識や経験と照らし合わせながら、しっかり検討してみましょう。

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1-3.初心者こそBTOパソコンがおすすめ

BTOパソコンは、ある程度のパソコンやパーツに関する知識が必要となります。ある程度とは言っても、実際に購入する場合、CPUやビデオカードの種類、メモリやストレージの容量といった基本部分を選択する程度であり、必要なものはすべて網羅されているので、初心者でも安心して注文できます。

また、標準構成として提示されているモデルそのままでも十分に使用可能な性能になっていますので、カスタマイズという言葉に身構えする必要はありません。初心者であれば、スタンダード、静音、ゲーミングなどといった用途にあわせたカテゴリの構成をそのままチョイスしても、十分満足できる性能を備えているのです。

そのままでも問題ないとは言え、やはりカスタマイズしてこそBTOパソコンの真価が発揮されるのも事実です。サイコムのようなBTOメーカーでは、幅広い知識と経験を持った熟練のスタッフが、購入後はもちろんのこと、購入前から徹底的にサポートしてくれます。パソコンが欲しいと思ったら、まず相談してみるのも一つの手かもしれません。



1-4.BTOパソコンの予算を考えよう

BTOパソコンはカスタマイズによって性能が向上します。高性能なCPUやビデオカードを選択したり、メモリやストレージの容量を増やせば、それだけ性能もアップしますが、価格も大きく跳ね上がります。

BTOパソコンで、快適なパソコンライフを送るためには、最低でも10万円以上の予算は用意したいところです。インターネット閲覧やメール、オフィス系ソフトの利用程度であれば、それでもまったく問題ありません。ただし、ゲーミングや動画編集といった自分の用途にあわせてカスタマイズしていくのであれば、20万円前後を見積もっておくと良いでしょう。

実際にどれくらいの予算があればよいかは、事前にいろいろなBTOメーカーのホームページなどを閲覧して、だいたいの相場観を掴んでおくのが良いかもしれません。




2.BTOパソコンのカスタマイズについて

2-1.パソコンの用途・目的を明確にしよう

BTOパソコンの購入を決意したら、その次に、自分がパソコンで何がしたいかをあらためて考え直し、パソコンの用途や目的をハッキリさせておきましょう。事前に購入目的を明確にしておかないと、購入後に後悔することがあるからです。

パソコンは何でもできる魔法の箱といったイメージもありますが、実際のところ、何でもできるわけではありません。最高級のCPUやビデオカードを揃えれば、いろいろな用途に対応できますが、自分のやりたいことを明確にせずに、あやふやな状態でパーツ選択を行うと、ムダにコストだけが掛かってしまうことも珍しくありません。

動画編集が目的であればCPU、ゲームが目的であればビデオカードに注目するのが基本ですが、例えば「このゲームが遊びたい」というハッキリとした目的があるのであれば、まずは当該ゲームの公式サイトをチェックしてみてください。そこには「動作環境」として、ゲームを快適にプレイするための基本スペック、あるいは推奨スペックが必ず明記されているので、そのスペックにあったカスタマイズが必要になります。

なお、ゲームの場合、最新ゲームほど要求スペックが高くなる傾向にあります。もし予算に余裕があれば、CPUやビデオカードに関しては、ワンスペック上のモデルを選んでおけば、今後登場するゲームに対応できる可能性も高くなります。あくまでも予算に余裕がある場合ですが、そういったことも念頭にパーツを選んでいきましょう。


2-2.BTOパソコンのカスタマイズは簡単

カスタマイズというと初心者はハードルの高さを感じてしまうかもしれませんが、実際にBTOメーカーでのカスタマイズは非常に簡単です。ここでは、サイコムにおけるカスタマイズの手順を紹介しましょう。


1.気になるBTOパソコンの詳細ページを選ぶ

サイコムのホームページには、「スタンダードモデル」「デュアル水冷PC」「ゲーミングPC」「静音PC」などのタブが用意されているので、そこから気になるBTOパソコンの詳細ページへ飛んでみましょう。


2.カスタマイズページへ

詳細ページにはいくつかのモデルが用意されていますので、カスタマイズしたいモデルのカスタマイズボタンをクリックします。


3.カスタマイズ・お見積りをクリック

選択したモデルの構成パーツを紹介するページの右上にある「カスタマイズ・お見積り」をクリックしましょう。


4.パーツを選んでみよう

「カスタマイズ・お見積り」ページには、標準構成のパーツが表記されていますが、カスタマイズしたいパーツを選択されると、選択可能なパーツが表示される仕組みになっています。あとは、搭載したいパーツを選ぶだけで、簡単にパソコンをカスタマイズすることができるのです。組み合わせによる相性問題や物理的に搭載不可能な組み合わせを選ぶと、自動でアラートが表示されるようになっているので、あまり知識のない人でも安心です。

サイコムでは、パソコンを構成するパーツだけではなく、液晶モニターやオフィスソフト、キーボードやマウス、スピーカーやWEBカメラ、さらにパソコンの保証サービスや設定設置サービスに至るまで幅広い選択が可能となっているので、カスタマイズの際はしっかりとチェックしておきましょう。


2-3.購入前にチェックすべきポイントは?

BTOパソコンを購入する前に、決めておかなければならないのが、どのBTOメーカーで購入するかです。BTOパソコンを取り扱っているメーカーは複数あるため、初心者の場合、どこで購入するかは大きな悩みどころになります。

BTOパソコンのメリットは手軽なカスタマイズ性なので、やはりカスタマイズの幅が広いメーカーを選ぶのが第一です。ただ選べるというだけでなく、高品質のパーツを選べるメーカーがベスト。パソコンのパーツは基本的に“安かろう悪かろう”なので、安いと言うだけで選ぶのはあまりおすすめできません。安いパーツは耐久性に不安が残る場合が多いので、スペックだけではなく、信頼できるメーカーの製品をチョイスできるかどうかも大きなポイントになります。

そして、ただ組み立ててくれるだけではなく、しっかりとした動作検証を行っているかどうかも注目したいところです。パソコンのパーツには相性があり、同じスペックのものを組み合わせても、正常に動作しないことがあります。組み上げた後に、ちゃんと動作するかどうかを検証して、その上で出荷するメーカーをチョイスしたいところです。

また、組み立てにこだわりを持っているかどうかも重要です。実際、組み立てるだけであれば、初心者でも意外と簡単にできるものです。しかし、配線(ケーブリング)などもこだわって、きれいに仕上げてくれるメーカーは、それだけでも安心ですし、ネジ止めが雑だと、パソコンそのものの耐久性に影響したりもします。きれいなケーブリングや丁寧なネジ止めは、後の換装や増設を容易にするというメリットもあります。

さらに、購入前の相談に乗ってくれるかどうかも重要です。自分の用途に最適なパーツ構成を事前に相談することは、有意義でムダのないカスタマイズに繋がるのです。



2-4.BTOパソコンの保証やアフターサービスについて

BTOパソコンを購入するメリットとして忘れてはいけないのが、保証とアフターサービスです。逆に言えば、保証やアフターサービスがあまり期待できないBTOメーカーを選ぶのはおすすめできません。パソコンには、何かと問題やトラブルが付きものです。特に知識に自信のない方は、サポートのしっかりしたBTOメーカーを選びましょう。パソコンは長期間使用する精密機器なので、保証期間についてもしっかりチェックしておきたいところです。



3.BTOパソコンのパーツ選びのポイント

3-1.CPUは用途にあわせて

CPU(Central Processing Unit)は、パソコンの心臓であり、頭脳ともいえるパーツで、処理速度に大きく影響を与えます。一般にクロック周波数の高いCPUのほうが高性能ですが、最近のCPUは複数のコアを搭載するマルチコアが主流で、コア数もパソコンの快適さに大きく寄与します。

動画編集がメイン用途であれば、できるだけ高性能のCPUを選びたいところです。一方、ゲーミングPCの場合は、よりビデオカードの優先度が高くなるため、CPUの性能はやや抑えめで問題ありません。ただし、あまりCPUのスペックが低いと、高性能ビデオカードを搭載しても、パフォーマンスをしっかり引き出せない場合もあります。性能は控えめでも問題ありませんが、そのあたりのバランスにも注意しましょう。

インターネットの閲覧やメール、オフィス系ソフトの使用がメインの場合も、あまりCPU性能にこだわる必要はありません。最新の3Dゲームなどをあまりプレイしないのであれば、グラフィック機能を内蔵したCPUを選んで、コストダウンをさせるのも一つの手です。

現在のCPUは、インテルの「Core」シリーズとAMDの「Ryzen」シリーズが主流です。ブランドによる特徴はもちろんありますが、突き詰めるのでなければ、どちらを選んでも大きな差はありません。

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3-2.CPUクーラーにも注目

CPUは発熱が大きなパーツなので、必ず冷却装置を搭載する必要があります。CPUの冷却を司るCPUクーラーは非常に重要なパーツなので、その良し悪しには十分の注意が必要です。

インテルやAMDがCPUとあわせて出荷する、いわゆる“純正”クーラーでも十分な冷却性能が期待できます。しかし、BTOメーカーによっては、より冷却性能や静音性が高いCPUクーラーを組み合わせている場合があります。CPUの冷却が足りないと、期待するパフォーマンスが発揮されないばかりか、パソコンそのものが落ちることも少なくありませんし、故障の大きな原因になります。BTOメーカーの冷却へのこだわりもしっかりチェックしておきたいポイントなのです。

一般的なCPUクーラーは、ヒートシンクとファンで冷却する“空冷”システムですが、冷却性能と静音性を高いバランスで両立させる“水冷”ユニットを搭載したモデルを用意しているBTOメーカーもあります。予算に余裕があれば、“水冷”モデルの導入も検討してみるとよいでしょう。

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3-3.メモリは容量を第一に

メモリは、「作業机」に例えられることがあるように、パソコンが処理するデータを一時的に保管する場所です。つまり、メモリの容量が増えれば、その分だけ作業スペースが広くなり、快適な操作性が期待できます。3Dゲームや動画編集など負荷の高い作業はもちろん、WEB閲覧やオフィス系ソフトのような軽い作業でも、メモリ容量が多いほうが快適になるので、最低でも16GBは搭載するようにしましょう。

また、メモリには「DDR4」や「DDR5」といった規格があり、「DDR5」のほうが「DDR4」よりもデータ転送速度が高速化されています。そのため、高負荷の作業であれば「DDR5」のほうが有利になりますが、パフォーマンスの差はほとんど体感できないので、無理に「DDR5」を選ぶ必要はなく、コスト面で有利な「DDR4」を選ぶのも一つの手です。なお、利用できるメモリはCPUに依存し、さらにマザーボードが対応していなければ物理的に使用できないので注意しておきましょう。

また、現在のCPUは、2枚のメモリを同期させて転送速度を向上させるデュアルチャンネルでの使用が主流です。必ず同スペック、同容量のメモリを2枚セットで利用することになります。BTOパソコンであれば最適な組み合わせで提供されますから心配する必要はありませんが、増設や換装する場合は注意が必要です。

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3-4.ゲーム用途であればGPU(ビデオカード)にこだわる

GPU(Graphics Processing Unit)は、3Dグラフィックスなどの画像描写に必要な計算を行うプロセッサで、主にビデオカードに搭載されます。最近では、画像処理以外の計算処理やAIの処理を行うGPUとしての利用も注目されています。

最新の3Dゲームをプレイするのであれば、ビデオカードが最重要パーツとなり、ビデオカードの性能が高いほど、プレイが快適になります。BTOパソコンを注文するときは、事前にプレイしたいゲームのホームページなどで推奨スペックを必ず確認しておきましょう。

GPUには、NVIDIAの「GeForce」シリーズとAMDの「Radeon」シリーズという2大ブランドがあり、基本的にどちらかを選ぶことになります。CPUと同様、ブランドごとの特徴はありますが、どちらを選んでも大きな違いはありません。ただし、ゲームによっては推奨ブランドがあり、そのブランドのGPUに最適化されている場合があるので、可能であれば、そのブランドにあわせたほうが良いでしょう。

ビデオカードの性能が高いほど、プレイの快適さは向上しますが、それにあわせて電源ユニットも電源容量の多いものを選ぶ必要があることも覚えておきたいです。

ゲームはほとんどプレイしないという人は、CPU内蔵のグラフィック機能でも十分なので、コスト面を考えても、無理にビデオカードを搭載する必要はありません。

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3-5.ストレージ(SSD)は速さと容量で選ぶ

ストレージは、パソコンのデータを保管する場所で、メモリチップにデータを記録する「SSD(Solid State Drive)」と、金属製の円盤に磁気でデータを記録する「HDD(Hard Disk Drive)」が利用されます。

一般的に、SSDは読み書き速度や静音性に優れ、HDDは価格面、容量面で有利となっています。以前は、SSDにOSやプログラムを保存し、画像や動画のデータは大容量のHDDに保存するという構成が一般的でしたが、SSDの低価格化と大容量化が進んでおり、最近では高速なSSDのみの構成が多くなっています。

現在では、「M.2」と呼ばれる規格に対応したSSDが広く流通しており、より高速なデータ転送を実現しています。ただし、性能の向上に伴って、消費電力や発熱が増大しており、冷却対策が必要となっている点も注意しておきましょう。

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3-6.電源ユニットにもこだわる

電源ユニットは、家庭用コンセントの交流を直流に変換し、パソコンに安定した電力を供給するパーツで、あまり目立ちませんが、非常に重要なパーツです。高性能パーツほど電力消費も大きくなるので、それにあわせて、電源容量の多い電源ユニットが必要になります。

電源容量のほかに、電源ユニットを選ぶ際の注目ポイントは「80PLUS」認証です。これは、電力変換効率を表す規格で、80%以上の変換効率を備える電源ユニットに与えられます。変換効率が高いと発熱が減少するので、省電力性や静音性、寿命の延長などが期待できるので、必ず「80PLUS」認証の有無を確認しましょう。

「80PLUS」認証には、STANDARD、BRONZE、SILVER、GOLD、PLATINUM、TITANIUMといった6つのグレードがあり、グレードの高いものほど変換効率も高くなります。電源を選ぶ際は、まず電源容量をチェックし、可能であればグレードの高い「80PLUS」認証のものを選びましょう。

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4.BTOパソコンならサイコムがおすすめ

4-1.サイコムとは?

BTOパソコンを購入する際に、最初の悩みどころとなるのがBTOメーカー選び。ここでは、BTOメーカーの代表として、サイコムのBTOパソコンについて紹介します。

サイコムは、1999年5月に埼玉県草加市にて、インターネットを利用したカスタムPCの販売をスタート。以降、インターネットを主戦場に信頼性の高いBTOメーカーとして、その地位を築いています。サイコムは、職人の集団としての“こだわり”を大事にしており、同社のBTOパソコンはこだわりの詰まった初心者でも安心して使用できるラインナップが多数用意されています。


4-2.サイコムの“こだわり”に注目

サイコムは自社ホームページに「サイコム8つのこだわり」を掲載するなど、“こだわり”のBTOパソコンが特徴となっています。

同社が挙げるこだわりは「納期厳守」「品質重視」「丁寧な組み立て」「出荷前動作検証」「こだわりの梱包形態」「迅速丁寧なサポート、修理」「安心の延長保証」「サイコムオリジナルのテクノロジー」の8つ。メーカーとして当然の姿勢でありながらも、そこをあえて“こだわる”ことによって、「BTO初心者歓迎」という看板に偽りなしのBTOパソコンが提供されています。

“職人集団としてのこだわり”を大事にしている同社は、熟練した技術と長年の経験を持つスタッフ陣が“組み立て”から“動作検証”までを手掛けており、プロが自信を持って仕上げた“品質重視”の1台を、オリジナルの“梱包”箱で“納期厳守”にて配送されます。経験豊富なサポートスタッフによる“迅速丁寧なサポートや修理”、そして保証体制も万全です。

次項では、サイコムの“オリジナルのテクノロジー”が詰まったBTOパソコンのラインナップから、こだわり満載のコンセプトモデルの一部を紹介します。

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4-3.サイコムのおすすめコンセプトモデル

G-Master Velox II Intel Edition

すべてのゲーマーにおすすめできる「G-Master Velox」シリーズの最新モデルは、「BTOパソコンはパーツ選びが難しい」という悩みを解消する1台です。厳選された標準パーツとシンプルなカスタマイズ性によって、初めてBTOパソコンを購入するユーザーも心配なし。最新の3Dゲームにも対応できるオールマイティな性能を備えていますので、標準構成のままでも高いパフォーマンスを発揮できます。

カスタマイズ性がBTOパソコンの魅力ではありますが、初めてのゲーミングPCを、できるだけシンプルに、そして失敗せずに入手したいという人はまず注目してみたいモデルとなっています。


Silent Master NEO

パソコンは冷却が重要ですが、冷却性能を高めると、どうしてもファンの回転数が上がり、ノイスが大きくなりがちです。サイコムが提案する「Silent Master NEO」シリーズは、冷却性能と静音性の両立を目指した究極の静音パソコンで、独自に検証を重ねながら、エアーフローによる冷却と静音のバランスが突き詰められています。

高負荷時でも静音性を維持しながら、冷却性能も文句なし。静音・冷却の検証は、公的第三者機関の無響室にて行われており、同社が自信を持っておすすめする、妥協無き静音PCとなっています。なお、サイコムでは、さらなる静音性と冷却性能を追求した水冷パソコンも数多く手掛けていますので、あわせて注目しておきましょう。


Lepton Stream Box

Lepton Stream Box」は、サイコムが配信者向けに提供する水冷ハイエンドモデルで、ゲーム実況などのライブ配信に最適な構成となっています。1080p/60fpsの録画・配信に対応したキャプチャーボードが搭載されているのが特徴で、配信者に最適な機能が盛り込まれたマザーボード「ASRock Z790 LiveMixer」が採用されており、高い安定性と拡張性を両立させています。

配信者に便利なUSBポートが豊富に用意されており、フロントパネルとバックパネルで合計16基のUSB Type-Aコネクタと3基のType-Cコネクタを装備。最新3Dゲームも問題なしのCPUとビデオカードが搭載されており、これから配信を始めたい人はもちろん、よりクオリティの高い配信を目指す人にもおすすめの1台に仕上がっています。


Premium Line

高品質を謳う「Premium Line」は、厳選された高品質のパーツを組み込んだ、長く安心して利用できるモデル。パフォーマンスだけでなく、静音性や耐久性、メンテナンス性など、サイコムが厳選したパーツによって、揺るぎない高品質を実現しており、その証として品質保証書が添付されています。

末永い運用が前提となっている「Premium Line」は、通常の倍となる2年間の保証期間が標準で用意されており、有償で3年保証まで延長できます。保証期間中には、内部クリーニングやCPUグリスの塗り直し、BIOSやドライバの更新、動作確認などのオーバーホールにも無償で対応。さらにアップグレードサービスにも対応しており、パーツの購入サポートや取り付けサービス、さらに下取りサービスなどを受けることができます。

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4-4.サイコムなら保証やサポートも万全

パソコンは長く使う機器なので、保証期間が非常に重要。サイコムのBTOパソコンは、通常の無償1年保証に加えて、有償でプラス2年の延長保証に対応します。保証限度額は購入価格の100%で、保証期間中の修理回数は無制限、延長保証料以外に修理費の自己負担なしなど、初心者はもちろん、パソコンの知識がある人にとってもうれしい保証内容となっています。

アフターサービスとして、オリジナルのユーザーズガイドが添付されるほか、保証期間が過ぎても、電話やメールでの相談に対応。専任のサポートスタッフがトラブルの早期解決に務めてくれます。

購入後の手厚いサポート体制だけでなく、購入前にもパーツ選びや全体的な構成などの相談にも対応。購入前から購入後まで、快適なパソコンライフを全面的にバックアップしてくれます。




5.まとめ

BTOパソコンは、自分の目的や用途にあったパーツを選び、自分だけのオリジナルパソコンを手軽に作ることができるのが最大の特徴ですが、初心者やパーツの知識が少ない人にとっては、少しハードルが高く感じてしまうかもしれません。

本記事では、BTOパソコンの選び方やおすすめモデル、性能やカスタマイズ方法について詳しく紹介しました。BTOパソコンを購入する際には、まず自分が何をしたいか、目的を明確にして、それに最適なモデルを選ぶことが大切です。さらに、保証やサポート体制が充実しているかどうかも重要なポイントとなります。

初心者には少し難しいカスタマイズも、サイコムの事前相談を利用すれば、後悔のないパーツ選びをサポートしてくれます。そのためには、用途や目的をはっきりさせておくことが重要です。その意味では、目的にあったコンセプトモデルを選ぶのも失敗しないBTOパソコン選びの有効な手段になります。



BTOパソコン売れ筋ランキング

(4月1日~4月31日)

  • 1位
    1位G-Master Velox II Intel Edition
    高品質なパーツを採用した納得の標準構成と厳選されたオプションパーツでシンプルなカスタマイズが楽しめる新機軸のゲーミングPC!
    定番のインテル® Core™ プロセッサ搭載モデルです。
  • 2位
    2位G-Master Spear Z790/D5
    DDR5メモリとインテル® Core™ プロセッサを採用するミドルタワー型ゲーミングPC。
    高性能と高拡張性を実現したゲーマー向けハイエンドモデルです。
  • 3位
    3位Radiant GZ3500Z790/D5
    インテル® Core™ プロセッサとDDR5メモリを搭載するATXミドルタワー型モデル。BTOならではのカスタマイズの幅が広いスタンダードなモデルです。
  • 4位Radiant VX3100B660/D4
    インテル® Core™ プロセッサ(第14世代)採用のMicroATXミニタワー型モデル。ミドルタワー型PCは大きくて置けない、でも高性能なパソコンが欲しい!とお悩みの貴方にオススメ!
  • 5位G-Master Hydro Z790 Extreme/D5
    CPU冷却に360mm大型ラジエーターの水冷ユニットを搭載するデュアル水冷ゲーミングPC。インテル® Core™ プロセッサとサイコム独自に水冷化したGeForce RTX4000シリーズとの組み合わせで、最強のゲーミング環境を実現します。
  • 6位Silent-Master NEO Z790/D5
    こだわりのNoctua製空冷CPUクーラーを採用し、エアーフローと静音性のバランスを極めた静音PC。インテル® Core™ プロセッサを搭載するATXミドルタワー型モデル。
  • 7位G-Master Spear X670A
    Zen4アーキテクチャ採用のAMD Ryzen 7000シリーズを搭載するミドルタワー型ゲーミングPC。高性能と高拡張性を実現したゲーマー向けハイエンドモデルです。
  • 8位Silent-Master PRO Z790/D5
    低電圧CPUとファンレスCPUクーラーを組み合わせることにより誕生した究極の超静音PC。独自セッティングにて低電圧CPUの性能向上も実現しました。
  • 9位Radiant GZ3500X670A
    Zen4アーキテクチャ採用のAMD Ryzen 7000シリーズ搭載ATXミドルタワー型モデル。BTOならではのカスタマイズの幅が広いスタンダードなモデルです。
  • 10位Premium-Line B760FD-Mini/T/D5
    「いいものを永く」のコンセプトで標準2年保証や無償オーバーホールサービスが付いた高品質PCに、インテリア性の高いスタイリッシュデザインの省スペースPCが登場。