メタバースの基礎知識から最適なパソコンまでを徹底解説 - インターネット上の仮想空間で世界中の人とコミュニケーション

近年、現実世界と仮想世界を融合させた革新的なデジタル空間「メタバース」が大きな注目を集めています。VRや5Gといったテクノロジーの進化によって、かつて想像の世界だった没入型体験が、今や手の届く存在となったのです。

メタバースの魅力は、エンタテイメントの枠を超え、NFTやWeb3.0といった新たなデジタル経済の基盤として、ビジネスや教育など、多様な分野で活用されているところ。そんなメタバースを快適に楽しむためには、適切なパソコンやデバイスを選ぶことが重要となります。

そこで、本記事では、メタバース初心者の方に向けて、メタバースの基礎知識から最適なパソコンスペックなどを解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

1.メタバースとは?

メタバースとは、「meta(超越)」と「universe(宇宙)」を組み合わせた造語で、インターネット上に存在する仮想空間のことを意味します。ユーザーが自身のアバターを通じて他のユーザーとコミュニケーションを取ったり、ビジネスを行ったりできるなど、ゲームやエンタテインメントだけでなく、教育、ビジネス、ソーシャルインタラクションなど多岐にわたる分野で利用され始めています。

2000年代初頭に話題となった「Second Life」のような仮想空間から始まったメタバースですが、現在ではVR(仮想現実)やWeb3.0技術、ブロックチェーン技術によって大きく進化しています。

引用:VRChat

2.なぜメタバースが注目されているのか?

2-1.VRや5G技術で進化するリアルな仮想体験

VR技術の進歩により、仮想世界での没入感が強化され、物理的制約を超えた新たな体験が可能になったことがひとつ。さらに、5Gのような高速通信によって大量のデータを遅延なく送受信できる環境が整い、リアルタイムで他者とのコミュニケーションが容易になったことも大きな要因として挙げられます。

VRと5Gの組み合わせによって、現実に近い体験を仮想空間で楽しめるようになったことで、メタバースでの体験がよりリアルで魅力的に進化しているのです。

2-2.リモートワークやオンラインイベントの増加

コロナ禍の影響もあって、リモートワークやオンラインイベントは一般的かつ身近な存在となりましたが、メタバースは、新しい働き方やイベントの形をさらに拡張しました。

メタバース内では、アバターを通じた対話によって、物理空間のような臨場感が体験可能。企業のコラボレーションや教育、エンタテインメント業界においても活用され始めたことで、メタバースは新たなビジネスの場として注目されるようになったのです。

2-3.NFTとWeb3.0がもたらすデジタル経済の進化

NFT(非代替性トークン)の登場で、メタバース内においても、アート、土地、アイテムなどのデジタル資産を所有したり、取引することが可能となり、NFTを使った唯一無二のデジタル資産を保有・売買できる仕組みが整備されました。

Web3.0の分散型インターネットによって、ユーザーは自分のデータやコンテンツを所有・管理することが可能。メタバース内の経済活動が活性化することで、新たなビジネスや投資の機会が生まれており、メタバースが今後のデジタル経済の中心となる可能性も高まっています。

2-4 「Meta Quest 3/3S」でWindows 11の全機能が利用可能に

現在、メタバースの世界を堪能するのに利用されるVRヘッドセットは、スタンドアローン、つまり単体で動作させることも可能ですが、パソコンと接続して利用することもできます。特にゲームなどをプレイする場合は、モニターのようにVRヘッドセットを利用することで没入感を高めることができます。

そんな中、Microsoftは、Metaと提携し、同社のVR/MRヘッドセット「Meta Quest 3/3S」で、Windows 11の全機能を利用できるようになることを発表しています。この提携によって、ローカルのWindows PCやWindows 365クラウドPCにシームレスでアクセスすることが可能となり、ヘッドセットをARディスプレイとして利用したり、複数の仮想モニターを操作することが可能となります。

すでにMicrosoftでは、Meta Quest向けのWordやExcel、PowerPointの配信を開始しており、今後の展開にも注目が集まります。

3.メタバースの世界でできること

3-1.メタバース内での交流・コミュニケーション

メタバースでは、アバターを通じて世界中の人々と交流することができます。バーチャル空間で趣味や興味が共通するコミュニティに参加し、新たな出会いを体験できるのです。

テキストチャット、音声通話、ジェスチャーなど、多様なコミュニケーション手段が利用できるので、物理的な距離を超えて、世界中の人々と繋がり、友情を育むことができます。

3-2.没入感のあるゲーム体験

メタバースは、ゲームの世界をより深く楽しむためのプラットフォームに進化しています。VRヘッドセットなどを利用することで、没入感のあるゲーム体験を楽しむことができます。

世界中のプレイヤーと協力や競争ができる多人数同時参加型ゲームをはじめ、ユーザーがゲームコンテンツを制作したり、ルールを決めたりするユーザー参加型ゲームなど、ゲームの世界がより一層広がります。

引用:Blade and Sorcery

3-3.仮想イベント・コンサートへの参加

メタバースでは、現実では体験できないイベントやコンサートに参加することが可能。自宅にいながら好きなアーティストのバーチャルライブを臨場感たっぷりに楽しむことができます。

世界中の企業が出展するバーチャル展示会に、場所を問わず参加することもできますし、3D空間でのバーチャル会議によって、臨場感のあるコミュニケーションをすることもできます。

引用:VRChat

3-4.アバターやNFTデザインでのデジタルクリエイティブ活動

メタバースでは、創造性を活かしたデジタルクリエイティブ活動も魅力です。自分だけのオリジナルアバターを作成することで、個性を表現することができます。

また、デジタルアートや音楽などのNFTを制作・販売することも可能。自分だけのオリジナル仮想空間をデザインして他のユーザーに公開するなど、クリエイティブの世界がより一層広がります。

3-5.仮想空間でのビジネス取引とショッピング体験

メタバースは、ビジネスやショッピングの新たなプラットフォームとしても注目されています。仮想空間内の店舗では、商品を確認したり試したりしながらショッピングを楽しむことができるなど、オンラインショッピングでは不可能な体験も可能となるのです。

また、3D空間でのビジネスミーティングや商談も、アバターを通した臨場感のあるコミュニケーションが期待できます。

3-6.メタバースを活用した企業研修・学校教育

メタバースは企業研修や学校教育に活用され始めています。3D空間での研修は、より実践的なトレーニングが可能なので、学習効果も向上します。

また、メタバースであれば、歴史的な出来事や科学現象をリアルに体験することもできるので、より没入感のある学習体験を提供することができます。

そして何より、遠隔地からも研修や授業に参加することができますので、教育機会の拡大にも繋がるのです。

4.メタバースとゲーム世界(MMO)の違い

4-1.メタバースとゲーム世界(MMO)の共通点

メタバースとゲーム世界、特にMMO(Massively Multiplayer Online)と呼ばれる大規模多人数同時参加型オンラインゲームは、いずれもインターネット上に構築された3Dの仮想空間で、ユーザーはアバターを操作して活動する点が共通しています。

そして、多くのユーザーが同時に同じ空間に参加し、交流したり、協力したり、競い合ったりするほか、美しいグラフィックやサウンド、インタラクティブな要素によって、現実世界とは異なる没入感を体験することができます。

4-2.メタバースとMMOの違い

その一方で、両者の大きな違いは世界の拡張性にあります。メタバースは現実世界を拡張するように、広がりを持つ仮想空間を目指しています。そして、様々なサービスやプラットフォームが相互に接続されることで、ユーザーは仕事、遊び、ショッピングなど、現実世界と同じように活動することが可能となるのです。

MMOでも、アップデートなどでマップが広がったり、コンテンツが追加されるなどの拡張性はありますが、あくまでもゲームの目的を達成するための限定された世界であり、やはり現実とは異なる世界でしかないのです。

5.代表的なメタバースプラットフォームを紹介

5-1.VRChat

「VRChat」は、世界最大のソーシャルVRプラットフォームで、世界中の人々とコミュニケーションを楽しむことができます。ユーザーは好きなアバターを使い、チャットや通話、身振り手振りで交流。無数の「ワールド」と呼ばれるバーチャル空間でイベントを開催することができますし、新たにワールドを作成することもできます。

パソコンや「Meta Quest」などのHMD(ヘッドマウントディスプレイ)からアクセス可能で、HMDを使用することで、より現実的な会話を体験することができます。

2022年1月には同時接続者数が約4.2万人に達するなど、VR/メタバースの代表的な空間として成長しているプラットフォームです。

5-2.Roblox

「Roblox」はユーザーが作成したゲームをプレイしたり、自身でゲームを作成できるゲームプラットフォーム。「ゲーム版のYouTube」とも評されています。

リアルタイムでのユーザー同士のコミュニケーションや、アバターやアイテムの売買が活発で、メタバースの代表的な存在となっています。無料で簡単に楽しむことができるので、小学生など若年層を中心に世界中で人気が爆発。2004年のリリース以降、総ユーザー数は約2億人、デイリーアクティブユーザー数は約5000万人に達しており、仮想通貨「Robux」の年間流通額は約3兆円を記録するなど高い人気を誇っています。

5-3.cluster

「cluster」は日本発のメタバースプラットフォームで、人々が自由に交流できるソーシャルVRを目指し、イベントがない時でも多くのユーザーを獲得しています。

音楽ライブやカンファレンスなどにバーチャル参加できるほか、友人とゲームや常設ワールドを楽しむことができます。

スマートフォン、パソコン、VR機器など多様なデバイスで同時接続が可能。渋谷区公認の「バーチャル渋谷」や「ポケモンバーチャルフェス」を運営するなど、新しいエンターテインメント体験を提供しています。

5-4.The Sandbox

「The Sandbox」はボクセル(3次元のピクセル)で構成されるNFTゲームプラットフォーム。ユーザーがメタバース上にゲームを作成し、他のユーザーと遊んだりコミュニケーションを楽しんだりすることができます。

2012年にリリースされ、2018年にAnimoca Brandsに買収された後にイーサリアム技術を導入。イーサリアムのブロックチェーン技術を基盤とし、独自通貨「SAND」を使用して、土地やアバター、アイテムをNFTマーケットプレイスで取引することができます。

ダウンロード数は4,000万回を超え、月間アクティブユーザーは100万人以上。2020年にはスクウェア・エニックスなどからの出資を受け、165以上のブランドとパートナーシップを結んでいます。

5-5.Decentraland

「Decentraland」は、ブロックチェーン技術を活用したメタバースプラットフォーム。運営は「DAO(分散型自立組織)」によって行われているのが特徴です。

独自仮想通貨「MANA」を使用し、NFTの作成や売買も可能。クリエイター機能が充実しており、ゲーム開発経験がなくてもアイテムやゲームを簡単に作成することができます。

2015年のリリース以来、ユーザー数が急増し、2021年初頭の4万人から80万人にまで成長。2022年には「Metaverse Fashion Week」で有名ブランドが参加するイベントが開催され、大きな注目を集めました。

6.メタバースを始める事前準備

6-1.自分に最適なメタバースプラットフォームを選ぶ

メタバースは、様々なプラットフォーム上で展開されており、どのプラットフォームを選ぶかは、目的や興味によって変わってきます。

他者とのコミュニケーションを重視するか、イベントなどのエンタテインメント系コンテンツへの参加を重視するか、あるいは商談やショッピングなどのビジネス利用を重視するか。まずは自分がメタバースでやりたいことを検討してみましょう。

ただし、メタバースの世界は拡張していきますので、ひとつのカテゴリに収まらないものも少なくありません。どこが自分に最適かで悩む前に、まずは参加してみて、雰囲気を体感してみるのが、もっともベストなメタバースをチョイスする近道かもしれません。

6-2.必要なデバイスを準備する

メタバースに参加するためには、デバイスを用意する必要があります。多くのメタバースプラットフォームでは、パソコンでの利用を推奨。メタバースは基本的に3D空間なので、高性能なビデオカードを搭載したパソコンなら、美麗な描画や滑らかな動きを楽しむことが可能で、アバター作成などのクリエイティブ作業に最適です。その意味では、ゲーミングPCの利用が理想的と言えます。

現在では、スマートフォンに対応したメタバースプラットフォームも増えており、手軽に参加できる環境が整いつつあります。ただし、メタバースの魅力である没入感についてはあまり期待できません。その一方で、「Apple Vision Pro」や「Meta Quest 3」、「PlayStation VR」といったVRデバイスを使用すれば、非常に高い没入感が得られるほか、他の参加者と臨場感のあるコミュニケーションを楽しむことができます。

6-3.アカウント&アバターを作成する

メタバースに参加するためには、まずプラットフォームの公式サイトにアクセスし、アカウントを作成し、メールアドレスやユーザー名、パスワードなどを登録します。

そして、メタバースにおいて自分の分身となるアバターを作成します。プラットフォームによってアバターのカスタマイズ機能が異なりますが、多くのメタバースでは、髪型や服装、身体の特徴などを非常に細かく、自由に設定することができます。また、メタバースによっては、アバターの服装やアクセサリーを購入できるショップがあり、NFTとして販売されることもあります。

6-4.メタバースの世界に飛び込もう!

アバターが作成できたら、メタバースの世界に飛び込みましょう。メタバース内ではライブイベントやコンサート、カンファレンスなどが頻繁に開催されています。自分の興味・関心のあるイベントに参加すれば、リアルの会場にいるかのような臨場感を体験することができます。

またメタバースの世界では、作り込まれた美しい街並みや景色を楽しむことも可能。バーチャル空間を自由に探索して、新たな発見ができるのもメタバースの醍醐味です。

そして、最も注目したいのがコミュニケーションです。他のユーザーと文字チャットやボイスチャットなどでリアルタイムに交流することができます。同じメタバースに参加している世界中の人々と交流することで、友人を作ったり、共通の趣味を持つ人と集まったりすることで、より一層、世界を拡張することができるのです。

7.メタバースを楽しむために必要なスペックは?

7-1.メタバース体験に求められるPCスペック

メタバースを楽しむためには、パソコンも高スペックなものが必要となります。低スペックのパソコンでも参加できないことはありませんが、処理が追いつかず、重くなったり、画面が固まってしまうこともあります。

メタバースとMMOの違いについて解説しましたが、パソコン選びの基準は共通で、3Dグラフィックに凝っているほど、参加人数が多いほど、求められるパソコンのスペックも高くなります。その意味では、いわゆるゲーミングPCがメタバースの参加には最適なパソコンと言えます。

パソコンの処理性能を左右するCPUは、Intel製ならば「Core i7」か「Core Ultra 7」以上、AMD製なら「Ryzen 7」以上を用意したいところ。ビデオカードは特に性能が求められるパーツになりますので、「NVIDIA GeForce RTX 40」シリーズや「AMD Radeon RX 7000」シリーズなど最新ゲームにも対応可能なもので、VRAM容量も多いものがおすすめです。また、メモリは最低でも16GBは必須。32GB以上あればより快適に楽しむことができます。

7-2.メタバース開発向けに必要なPCスペック

なお、メタバースは個人でも作成することができますが、その場合はより高いスペックのパソコンが必要となります。メタバースを開発するためには、ゲームエンジン(Unity、Unreal Engine、Godotなど)や3Dモデリングツール(Blender、MagicaVoxelなど)を使用する必要があるため、3Dグラフィックスのリアルタイム処理や仮想世界のレンダリングなど、高い処理能力が求められます。

そのため、ゲーミングPCよりも一歩進んだ、いわゆるクリエイターPCが必須。基本的なスペックは下記のとおりですが、ここを最低ラインとして、CPUにせよビデオカードにせよ、少しでも高いスペックのものを使用したほうが快適性が向上します。メタバースの世界を楽しむだけならば「GeForce 4060 Ti(16GB)」でも十分ですが、クリエイティブに力を入れるのであれば、「GeForce RTX 4070 Ti SUPER」や「GeForce RTX 4080」などのハイエンドモデルが必須となります。

7-3.メタバースにおすすめのVRデバイス

■Meta Quest 3

「Meta Quest 3」は、Metaが開発し、2023年10月に発売したVR/MRヘッドセット。パソコンPC接続不要の一体型として最高クラスの性能を誇ります。前世代機の「Meta Quest 2」より、解像度、処理能力、視野角が向上。没入感がアップし、VRゲームのグラフィックが大きく向上しています。

MRモードでは、現実の映像を取り込み、バーチャルと融合したコンテンツを体験可能。プラネタリウムやバーチャルオフィスなどのユニークなMRアプリが提供されています。安定した性能と購入場所の多さ、そして10万円を切る価格設定が魅力となっていますが、さらに価格を抑えた、VR初心者向けの「Meta Quest 3S」もラインナップ冴えています。

■PICO 4 Ultra

「PICO 4 Ultra」は中国PICO社の新型VR/MRヘッドセットで、「Meta Quest 3」とほぼ同等のスペックとなっています。MR機能が強化され、さまざまなMRコンテンツを体験できるのが特徴です。

バッテリーが後頭部にあり、前後バランスが優れているためフィット感も良好。ただし、中国製ということもあって、中国向けのコンテンツが多く、アプリの充実に関しては今後に期待したいところとなっています。

■HTC VIVE Pro 2

「HTC VIVE」は、HTCとSteamを運営するVALVEが共同開発したVRヘッドセット。5K解像度と120度の広視野角、最大120Hzのリフレッシュレートに対応するなど、より自然なVR体験を実現することが可能となっています。

ヘッドセットにはGセンサー、ジャイロスコープ、近接センサー、IPDセンサーの各センサーが搭載されているほか、SteamVR Tracking 2.0にも対応。高精度なトラッキング品質で閉塞感の少ない広域のプレイエリアに拡張することができます。

8.メタバースにおすすめのBTOパソコン3選

8-1.G-Master Spear Z890

BTOメーカー・サイコムのゲーミングPCにおいてスタンダードモデルに位置づけられる「G-Master Spear」シリーズのハイエンドモデルとなる「G-Master Spear Z890」は、標準構成で「Intel Core Ultra 7 265K」と「Intel Z890 チップセット」搭載マザーボードの最新コンビを採用。「NVIDIA Geforce RTX 4060」搭載ビデオカードを組み合わせており、メタバースを十二分に楽しめる構成となっています。

メモリはDDR5-5600を32GB(16GB×2)、ストレージはM.2 SSDを1TB搭載。標準構成でも文句なしの構成ですが、さらにカスタマイズして自分好みの1台に仕上げることも可能です。

「G-Master Spear Z890」標準構成
CPU:Intel Core Ultra 7 265K【3.9GHz、20コア/20スレッド】
メモリ:DDR5-5600 32GB(16GB×2)
チップセット:Intel Z890 チップセット
SSD:1TB(NVMe/M.2 SSD)
ビデオカード:NVIDIA GeForce RTX 4060(8GB)

8-2.Lepton WS3600X870-A

「Lepton WS3600X870-A」は、ZEN5コアの「AMD Ryzen 7 9700X」と「AMD X870 チップセット」搭載マザーボードを組み合わせた、AMDプラットフォームの入門用から本格的な業務ユースまで幅広く活用できるクリエイター向けワークステーションとなっています。

CPUの冷却に水冷ユニットを採用。長時間稼働でも安定したパフォーマンスが期待できます。メモリはDDR5-5600は16GB(8GB×2)なので、メタバースを楽しむならカスタマイズで増量するのがおすすめです。ビデオカードは標準構成でプロフェッショナル向けの「NVIDIA RTX A400」を採用しているので、メタバース開発に挑戦したい人は要注目です。

「Lepton WS3600X870-A」標準構成
CPU:AMD Ryzen 7 9700X【3.8GHz、8コア/16スレッド】
メモリ:DDR5-5600 16GB(8GB×2)
チップセット:AMD X870 チップセット
SSD:500GB(SATA/2.5インチSSD)
ビデオカード:NVIDIA RTX A400(4GB)

8-3.Lepton Motion Pro X870/A

「Lepton Motion Pro X870/A」は、標準構成でZEN5コアの「AMD Ryzen 7 9700X」と「AMD X870 チップセット」搭載マザーボードを組み合わせた、AMDプラットフォームのワークステーションモデル。

「GeForce RTX 4060」搭載のビデオカードを採用していますので、クリエイティブでもゲーミングでも十二分のパワーを発揮。もちろんメタバースを楽しみたい方、メタバース開発に挑戦したい方にも文句なしの構成です。

「Lepton Motion Pro X870/A」標準構成
CPU:AMD Ryzen 7 9700X【3.8GHz、8コア/16スレッド】
メモリ:DDR5-5600 32GB(16GB×2)
チップセット:AMD X870 チップセット
SSD:1TB(NVMe/M.2 SSD)
ビデオカード:NVIDIA GeForce RTX 4060(8GB)

9.まとめ

現実世界と仮想世界を融合させたデジタル空間である「メタバース」は、テクノロジーの進化によって、非常に身近な存在になりつつあります。登場した頃は、情報感度の高い人や一部のマニア向けといった印象を持たれましたが、今や小学生などの若年層も楽しむ存在であり、「自分とは関係ない」とは言っていられない時代になってきたのです。

メタバースは、エンタテイメントだけでなく、ビジネスの分野でも重要な存在となりつつあります。特にリモートワークやオンラインミーティングが一般化した現在では、仕事をする上でも決して無視できない存在となっています。

そんなメタバースを活かすためには、デバイス選びが重要です。特に低スペックのパソコンだと、メタバースの世界を十分に楽しめない可能性もあるのです。すでにメタバースを体験している方も、これからメタバースを楽しみたいと思っている方も、本記事を参考にして、最適なデバイスを用意し、ますます拡張していくメタバースの世界に飛び込んでみてください。

◆サイコムのメタバースへの取り組み

XR、IoT、AIを融合した「産業メタバース」専門の株式会社プレミアムアーツに出資しました。

サイコムは、XR、IoT、AIを融合した産業メタバースのソリューションで、
世界中の社会課題を解決する株式会社プレミアムアーツへ出資し資本参加致しました。
現実世界の環境から収集したあらゆる情報を仮想空間上のコンピュータに再現するデジタルツイン領域に強みを持っている会社です。

同社の優れた可視化技術とサイコムの高性能ハードウェアの融合により、デジタルツインの社会実装をさらに加速させていきます。これからもサイコムは技術基盤を支え、革新的なソリューションの提供を通じて、産業や社会全体の発展に貢献して参ります。

BTOパソコン売れ筋ランキング

(2月1日~2月28日)

  • 1位
    1位G-Master Spear X870A
    Zen5アーキテクチャ採用のAMD Ryzen 9000シリーズを搭載するミドルタワー型ゲーミングPC。高性能と高拡張性を実現したゲーマー向けハイエンドモデルです。
  • 2位
    2位Radiant GZ3600X870A
    Zen5アーキテクチャ採用のAMD Ryzen 9000シリーズ搭載ATXミドルタワー型モデル。BTOならではのカスタマイズの幅が広いスタンダードなモデルです。
  • 3位
    3位G-Master Spear Mini B850A
    AMD Ryzen 9000シリーズを搭載する容量26.3リットルとコンパクトながら幅広いカスタマイズ性とミニマルなデザインを持ち合わせたゲーミングPC。
  • 4位Premium Line X870FD-A
    いいものを、永く。標準2年保証、無償オーバーホールなど末永くご愛用いただくためのアフターサービスも充実したサイコムが提案する新たなPCのカタチ。その名は、Premium Line
  • 5位G-Master Velox II Intel Edition
    高品質なパーツを採用した納得の標準構成と厳選されたオプションパーツでシンプルなカスタマイズが楽しめる新機軸のゲーミングPC!
    定番のインテル® Core™ プロセッサ搭載モデルです。
  • 6位Radiant GZ3600Z890
    最新のIntel Core Ultraプロセッサを搭載するATXミドルタワー型モデル。BTOならではのカスタマイズの幅が広いスタンダードなモデルです。
  • 7位G-Master Spear Z890
    AI時代の新CPU、Intel Core Ultraプロセッサを搭載するミドルタワー型ゲーミングPC。高性能と高拡張性を実現したゲーマー向けハイエンドモデルです。
  • 8位G-Master Hydro X870A Extreme
    Zen5アーキテクチャ採用のAMD Ryzen 9000シリーズを360mm大型ラジエーター搭載水冷ユニットで強力に冷却。更にサイコム独自に水冷化したNVIDIA製高性能GPUを組み合わせたデュアル水冷PC!
  • 9位G-Master Velox II AMD Edition
    高品質なパーツを採用した納得の標準構成と厳選されたオプションパーツでシンプルなカスタマイズが楽しめる新機軸のゲーミングPC!コストパフォーマンスに優れたAMD Ryzen 5000シリーズ搭載モデルです。
  • 10位Radiant GZ3500B760/D5
    インテル CoreプロセッサとDDR5メモリを搭載するATXミドルタワー型モデル。BTOならではのカスタマイズの幅が広いスタンダードなモデルです。