用途や予算にあわせて最高のパフォーマンスを楽しむ!高性能パソコンの選び方を徹底解説

現代のデジタルライフにおいて欠かせない存在となっているパソコンですが、最新ゲームや映像編集など、高負荷な作業を行う場合は、高い処理性能を発揮する高性能パソコンが必要となります。

一口に高性能パソコンと言っても、ただハイエンドパーツを集めれば良いと言うわけではありません。もちろんハイエンドパーツで固めれば、高いパフォーマンスが期待できますが、コスト的にも圧倒的で、なかなか手を出すことができません。もし高性能パソコンを求めるのであれば、自分がどんな用途で使用するのかを十分に考えて、それにあった構成のパソコンを選ぶ必要があります。

本記事では、高性能パソコンの選び方を用途別に解説し、それにあった最適なパーツの選び方をチェックしていきます。さらに、ゲームユースやクリエイティブユースなど、用途別のおすすめパソコンも紹介していきますので、自分の目的にあった高性能パソコン選びの参考にしてみてください。




1.高性能パソコンの選び方

1-1.自分の目的にあったスペックが重要

パソコンはたくさんのパーツによって構成されていますが、各パーツの性能が高ければ、それに応じてパソコンの性能も高くなります。一般的に、高性能パソコンというと、どんな用途にも対応できると思われがちですし、それも決して間違った解釈ではありません。

色々なことに挑戦したいというのであればそれでも問題ありませんが、多くの人は、ある程度の用途に偏ってくるのが普通です。ゲームをするのであればゲームに最適な性能、映像編集をするのであれば映像編集に最適な性能が求められます。つまり、自分の用途にあった性能を発揮するパソコンこそが重要となるのです。

パソコンを構成するパーツとして、性能に大きく関わるものは、「CPU」「メモリ」「ビデオカード」「ストレージ」といったものが挙げられます。すべて最高スペックのものを搭載できえば話も早いのですが、そうすると莫大なコストが掛かってしまいます。現実的なチョイスとしては、自分の用途にあわせて、優先順位をつける必要があります。

例えば、映像編集であれば「CPU」、ゲーム用途であれば「ビデオカード」といった感じで、優先順位の高いパーツを中心に投資することが高性能パソコンを入手する近道となります。各パーツの詳細については後述しますので、自分の用途にあった優先順位を決めるための参考にしてみてください。



1-2.用途が絞れない場合は複数パーツを強化

自分の用途がはっきりしている場合は、優先順位が上位のパーツにハイエンドのものを利用すれば良いのですが、用途が複数に渡る場合、例えば、基本はゲームがメインで、動画編集もしたいと行った場合は、まずメインとなる用途のパーツに注目します。

そのうえで、サブ用途に最適なパーツも強化することで、複数の用途に対応できる高性能パソコンを構成することができます。この場合、メインの用途とサブの用途の割合が重要で、メインとサブの使用頻度がほとんど変わらない場合は、いずれのパーツも重視して、複数用途に最適なパソコンを構成する必要があります。

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1-3.予算は重要だができるだけ性能面を重視

高性能パソコンを望むのであれば、予算にはかなりの余裕が必要です。“高性能=高い”という図式は、パソコンの構成パーツにおいては如実に現れるポイントなので、ある程度の出費は覚悟する必要があります。

特に、用途に応じた優先順位の高いパーツをケチるのは厳禁です。もちろん、最高性能のパーツでなければいけないということはありませんが、予算のために、優先順位の高いパーツのグレードを落としてしまうと、想定していた性能を発揮できず、ストレスの原因となり、無駄な買い物をしてしまったと後悔することもありえるからです。どうしても予算を抑えなければならない場合は、優先順位の低いパーツのグレードを落とすことを考えましょう。

また、予算を抑えるために中古パソコンを購入する、中古パーツを流用するといったケースも考えられます。もちろん、中古でもお買い得なケースは少なくありませんが、中古はどうしても故障やトラブルが発生率が高く、その際の保証やサポートを満足に受けられないことがあります。知識や経験に自信のない方は、できるだけ中古は避けたほうがよいでしょう。



1-4.高性能パソコンならBTOパソコンがおすすめ

高性能パソコンを購入する場合は、大手メーカーよりもBTOメーカーでの購入がおすすめです。大手メーカーは、性能面よりも売れ筋を重視するため、あまり尖った構成のパソコンをラインナップしていないことが多いからです。またカスタマイズ性も低く、自分の用途に合わせることが少し難しい傾向にあります。

一方、BTOメーカーでは、様々な用途に応じたラインナップが用意されていることが多いほか、もしも希望するスペックに合致したパソコンがなくても、カスタマイズによって、近づけることが可能です。特に、保証やサポートに力を入れているBTOメーカーであれば、安心して高性能パソコンを購入することができます。

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2.高性能パソコンを構成するパーツを紹介

2-1.パソコンの頭脳!CPUの選びの重要性

CPU(Central Processing Unit)は、パソコンの“頭脳”となるパーツで、CPUの性能がパソコンの性能と言っても良いくらい、性能面で大きな影響を与えるパーツです。CPUを選ぶ場合、クロック周波数とコア数という2つの要素が重要となりますが、基本的にはクロック周波数が高く、コア数が多いほど性能が高く、パソコンの快適動作に繋がります。

一般的に、ゲーム用途であればクロック周波数、映像編集であればコア数が重要となりますが、コア数を活かすためにはソフトウェア側の対応が必要なので、自分が使用するソフトウェアがマルチコアに対応しているかどうかをしっかりチェックしておきましょう。

現在、CPUは、Intelの「Core」シリーズとAMDの「Ryzen」シリーズが主流で、それぞれに特徴はありますが、基本的にはどちらを選んでも大きな差はありません。それぞれのブランドの中で、クロック周波数やコア数を確かめて、自分の用途にあったものを選びましょう。

また、最近のCPUには、グラフィック機能が内蔵されていることが多く、ゲーム用途でなければ、十分に使える性能となっています。ゲーム用途以外でCPUを選ぶ場合は、グラフィック機能の有無もチェックしておきましょう。

なお、ハイエンドCPUは消費電力や発熱が大きくなるので、電源容量の大きい電源ユニットが必須。組み合わせるCPUクーラーも、冷却性能が高いものや水冷ユニットの利用もあわせて検討する必要があります。

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2-2.ゲームングPCの重要パーツ!ビデオカードの選択基準

ビデオカードには、3Dグラフィックスなどの画像描写に必要な計算を司る“GPU(Graphics Processing Unit)”やVRAMと呼ばれる専用のメモリが搭載されています。特にゲーム用途の場合は、GPUの性能が重要で、最新の3Dゲームを快適にプレイするためには、ハイエンドGPUを搭載したビデオカードが必要となります。

逆に、ゲーム用途でなければ、ハイエンドGPUは必要なく、CPU内蔵のグラフィック機能でも十分に対応できます。ただし、最近では、GPUを描画以外の計算処理に利用する“GPGPU”としての使い方も注目を集めています。GPUは並列処理が得意なため、映像編集やデータ解析の用途で大きな力を発揮します。

現在、NVIDIAの「GeForce」とAMDの「Radeon」がGPUの2大ブランドとなっていますが、性能面を見ると「GeForce」が現状では有利な状況です。しかし、GeForceのハイエンドモデルとなる「GeForce RTX 4090」を搭載したビデオカードは約30万円と非常に高価。高性能PCのパーツはケチらないという話をしましたが、コストパフォーマンスで考えると、「Radeon」も選択肢のひとつとし、十分に検討する価値があります。

なお、CPUと同様、ハイエンドGPUを搭載したビデオカードは消費電力や発熱が大きいため、組み合わせる電源ユニットや、PCケース内のエアフローを含めた冷却面での注意が必要となります。

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2-3.メモリやストレージは最低ラインを死守

パソコンが処理するデータを一時的に保管するのが「メモリ」、データを格納し、保存するのが「ストレージ」の役割で、パソコンを机に例えると、机の盤面が「メモリ」、引き出しが「ストレージ」となります。つまり、机の上が広くなれば作業がしやすくなるのと同様に、メモリ容量が大きくなればパソコンの処理効率が上がりますし、引き出しが大きくなれば多くのものが収納できるように、ストレージの容量が大きくなれば保存できるデータ量も多くなります。

優先順位の話をしましたが、メモリとストレージに関しては、用途に限らず、快適性や利便性に関わるパーツなので、最低ラインを下回ることがないように注意したいパーツとなっています。特にメモリ容量が少ないと、どんなに高性能のCPUやビデオカードを用意しても、その性能を発揮することができません。用途にあわせた容量についてはあらためて解説しますが、高性能パソコンであれば、メモリは16GB、ストレージは500GB~1TBを最低ラインとして考えておきましょう。

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2-4.電源ユニットや冷却装置も要注目

ハイエンドパーツを組み合わせた高性能パソコンの場合、「電源ユニット」と「冷却装置」も大事な要素となります。パーツ解説でも述べましたが、ハイエンドのCPUやビデオカードは消費電力や発熱が大きいので、安定して動作させるためには、まず電源容量の大きい電源ユニットが必須です。ただ容量が大きいだけでなく、変換効率や保護回路など、品質にもこだわって選びたいパーツとなっています。

CPUもGPUも、ある一定以上の高温になると、性能を落とすことで発熱を抑える機能が備わっています。そのため、発熱を抑えることができないと、性能をフルに発揮することができず、高性能パソコンも宝の持ち腐れになってしまいます。

CPUの場合は、冷却性能の高いCPUクーラーを組み合わせるか、予算に余裕があれば水冷ユニットの導入を検討してみましょう。一方、ビデオカードは、冷却機能が標準搭載となっているため、手を加えることが非常に難しいのですが、PCケース内のエアフローをしっかりと確保するなど、熱が上がりすぎないような工夫が必要となります。

そのほか、最近ではあまり使われなくなった光学ドライブについても、必要があれば忘れずに搭載する必要がありますし、ソフトウェア関連は、マルチコアやGPUへの対応状況などを必ずチェックしておきましょう。

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3.高性能パソコンの用途別の目安スペック

3-1.用途が「軽めの作業」であれば高性能は必要なし

WEB閲覧やメール、オフィス系ソフトの利用がメインの方は、高性能パソコンを特に利用する必要はありません。CPUは「Intel Core i3/5」か「AMD Ryzen 3/5」、グラフィック機能はCPUの内蔵機能で十分で、ビデオカードは特に必要ありません。

メモリに関してもあまり必要としませんが、WEBページをたくさん開いたり、複数のソフトウェアを起動すると、一気にメモリ不足になってしまうこともあるので、最低でも8GB、余裕があれば16GB以上は搭載しておきましょう。

ストレージに関しても500GBあれば十分ですが、閲覧用途で写真や動画がたくさんある方は、それに応じて容量を増やすか。外付けHDDの利用などを検討しましょう。

スペックを要求しない軽めの作業であれば、あまりパーツにこだわる必要はありませんが、優先順位を付けるとすると、メモリ容量を増やすのがもっとも作業の快適性に繋がるかもしれません。



3-2.ゲーミングPCはビデオカードを重視

ゲーミングPCの場合、プレイしたいゲームによって必要となるスペックは変わってきますが、高性能パソコンということを考えると、CPUは「Intel Core i5/7」か「AMD Ryzen 5/7」、ビデオカードは「NVIDIA GeForce RTX 4000」シリーズか「AMD Radeon RX 7000」シリーズが必須ラインと考えたいところです。

なお、同じ「GeForce RTX 4000」シリーズでも、「4060」と「4090」ではパフォーマンスに大きな違いあります。プレイしたいゲーム、そして予算と相談しながら、できるだけグレートの高いものをチョイスしましょう。

メモリに関しては、最低16GBは必要で、今流行りのゲーム配信などに挑戦したい方は、32GB以上を搭載したいところです。また、最近のゲームは容量が大きいものが多く、さらに、アップデータなどでデータがさらに追加されることもありますので、ストレージに関しては1TB以上は必要となります。

ゲーミングPCの場合、ビデオカードが最優先で、CPUの優先順位はそれほど高くありません。しかし、あまりCPUのグレードが低いと、ビデオカードの性能をフルに発揮することができない場合もあるので注意が必要です。また、ゲームの場合、シングルスレッド性能が重要となるため、AMDよりもIntel製CPUのほうが有利と言われていますが、AMDからは「Ryzen 7 7800X3D」のような、ゲーム用途に特化したCPUもリリースされていますので、このあたりもあわせて検討したいところです。

※ゲームによって推奨スペックは異なりますので公式サイトなどでご確認ください。



3-3.クリエイティブ系の作業はCPUとメモリを重視

画像編集や映像編集を行う場合、CPUは「Intel Core i7/9」か「AMD Ryzen 7/9」などのハイエンドCPUを利用しましょう。ビデオカードについては、ソフトウェアの対応状況によるところが大きく、エンコードなどでGPUを利用できる場合は、最低でもミドルレンジのビデオカードが必須。利用できない場合は、CPU内蔵のグラフィック機能でも十分に対応できます。ただし、3DCGの作成や3D CADなどを利用する場合は、グラフィック性能も要求されますので、ミドルレンジ以上のビデオカードが必要となります。

また、クリエイティブ系の作業では、メモリの容量が作業効率に大きく影響します。16GBでは物足りなくなるケースもあり、可能であれば32GB以上は搭載しておきましょう。ストレージに関しても、画像や映像など大量のデータを保存することになりますので、1TB以上は最低でも用意しておく必要があります。

クリエイティブ系の作業においては、CPUの優先順位が高く、高クロックかつコア数の多いCPUを選びたいところです。そして、メモリ容量に関しても、可能な限り多めに搭載することが重要です。一方、ビデオカードについては、ソフトウェアの対応状況次第。エンコードなどに活用できるのであれば、ミドルレンジ以上のビデオカードを用意しましょう。なお、3D CADのように、描画の速さよりも正確性や再現性が重視される場合は、「NVIDIA RTX/T」や「AMD Radeon PRO」といったビデオカードが利用されます。




4.サイコムのおすすめ高性能パソコンを紹介

4-1.ゲーミングPCのおすすめハイエンドモデル:「G-Master Hydro」

BTOメーカーであるサイコムが放つ高性能ゲーミングPCが、CPUとビデオカードのデュアル水冷システムを標準で搭載する「G-Master Hydro」シリーズです。高性能パソコンの宿命とも言える発熱を最大限に抑えることで、快適な操作性と安定性を実現します。

水冷ユニットを使うメリットは、高い冷却性能。発熱を抑えることで性能がフルに発揮できるだけでなく、オーバークロック耐性も上がることで、究極のパフォーマンスを引き出すことができます。さらに、水冷化によって、CPUクーラーとビデオカードの冷却ファンの回転数を抑えることで、高い静音性も期待できます。

ビデオカードの水冷化は非常に困難ですが、サイコムの独自技術によって、「GrForce RTX 4080/4090」といったハイエンドモデルの水冷化を実現。最新の3Dゲームをとことんまでやり尽くしたいというユーザーにおすすめのモデルとなっています。

搭載されている水冷ユニットは、メンテナンスフリーの簡易水冷タイプなので、水漏れなどの心配もなく、安心して利用できるのもうれしいところ。CPU用の水冷ユニットを強化した「Extreme」モデルや、「GeForce RTX 4070Ti」を水冷化したコンパクトなMicroATX版もラインナップされています。



4-2.クリエイティブ作業に最適なプロフェッショナル仕様:「Lepton」

サイコムのBTOラインナップにおいて異彩を放つ高性能モデルが「Lepton」シリーズです。映像編集やゲーム配信、さらにはデータ解析などのワークステーション的な用途を求める方に注目してほしいモデルとなっています。

映像編集向けに特化した「Lepton Motion Pro Z790/D5」の標準構成は、CPUに「Intel Core i7-13700K」、ビデオカードに「NVIDIA GeForce RTX 4060」を採用。メモリは標準で32GB(16GB×2)を搭載しており、映像編集を楽しみたい方には十分な仕様となっています。もちろん、BTOならではのカスタマイズも可能で、より強力なCPU、より強力なビデオカードを組み合わせれば、さらに快適な映像編集が楽しめます。



そして、ゲームなどの配信に特化した高性能モデルが「Lepton WS3500Z790-A/D5 Stream Box」。CPUの冷却に水冷ユニットが採用されているほか、キャプチャーボードを標準搭載し、1080p/60fpsの高画質録画にも対応しています。さらに、配信者に便利な機能を盛り込んだマザーボード「ASRock Z790 LiveMixer」を採用し、豊富なUSBポートが利用できるのもうれしいポイント。ゲームなどの実況配信に最適なソリューションを盛り込んだ意欲作となっています。



さらに高い性能を求める方なら、CPUに「Inter Xeon W」シリーズを採用した「Lepton WS3900W790」や、最高級のパフォーマンスが期待できる32コアの「AMD Ryzen Threadripper PRO」シリーズを採用した「Lepton WS3900WRX80A」といったワークステーションモデルにも注目です。データ解析などのマシンパワーを最大限に必要とする作業はもちろん、映像編集や3D CAD、AI開発など、まさにプロのクリエイターも満足できる究極の性能を体感することができます。

4-3.エントリーモデルもカスタマイズ次第:「G-Master Velox II」

高性能パソコンというと、なかなか初心者には手が出ないラインナップになりますが、初心者向けのエントリーモデルでも、カスタマイズを加えることで、ハイエンドモデルに匹敵するパフォーマンスを実現できるのもBTOパソコンのメリットと言えます。

例えば、サイコムのエントリー向けゲーミングPCとして人気の「G-Master Velox II」シリーズは、CPUに「Intel Core i5 13400F」や「AMD Ryzen 5 5600」、ビデオカードに「NVIDIA GeForce RTX 4060」といったミドルレンジクラスのパーツを採用したハイコストパフォーマンスモデルとなっていますが、カスタマイズによってハイエンドモデルに強化することも可能。予算に応じてワンクラス上のパフォーマンスを体験することができます。




5.まとめ

高性能パソコンと一口に言っても、用途や目的によって構成パーツは異なってきます。もちろん、すべてをハイエンドでまとめるのもひとつの手ではありますが、非常に高価になり、予算的にもかなり厳しくなってしまいます。

できるだけパフォーマンスを追求した高性能パソコンを購入したいという方は、まず自分がどんな用途でパソコンを使用するかをよく考えて、ゲーム目的であればビデオカード、映像編集ならCPUなど、自分の目的にあったパーツに予算を掛けるようにしましょう。

そして、目的にあったパーツを強化したパソコンを購入するのであれば、BTOパソコンがおすすめです。BTOメーカーがあらかじめ用意している機能特化型のモデルももちろんですが、自分なりにパーツ単位でカスタマイズができるのも見逃せないポイントです。パソコン初心者の方はもちろん、高性能パソコンとなると、保証やサポートの重要性が高まりますから、知識や経験にある程度の自信がある方も、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

最高級のパーツを集めれば高性能パソコンになるのは当然ですが、どうしても予算的なことを考える必要があります。本記事を参考にして、目的や予算に応じた最適パーツを選び、快適なパソコンライフをお過ごしください。



BTOパソコン売れ筋ランキング

(4月1日~4月31日)

  • 1位
    1位G-Master Velox II Intel Edition
    高品質なパーツを採用した納得の標準構成と厳選されたオプションパーツでシンプルなカスタマイズが楽しめる新機軸のゲーミングPC!
    定番のインテル® Core™ プロセッサ搭載モデルです。
  • 2位
    2位G-Master Spear Z790/D5
    DDR5メモリとインテル® Core™ プロセッサを採用するミドルタワー型ゲーミングPC。
    高性能と高拡張性を実現したゲーマー向けハイエンドモデルです。
  • 3位
    3位Radiant GZ3500Z790/D5
    インテル® Core™ プロセッサとDDR5メモリを搭載するATXミドルタワー型モデル。BTOならではのカスタマイズの幅が広いスタンダードなモデルです。
  • 4位Radiant VX3100B660/D4
    インテル® Core™ プロセッサ(第14世代)採用のMicroATXミニタワー型モデル。ミドルタワー型PCは大きくて置けない、でも高性能なパソコンが欲しい!とお悩みの貴方にオススメ!
  • 5位G-Master Hydro Z790 Extreme/D5
    CPU冷却に360mm大型ラジエーターの水冷ユニットを搭載するデュアル水冷ゲーミングPC。インテル® Core™ プロセッサとサイコム独自に水冷化したGeForce RTX4000シリーズとの組み合わせで、最強のゲーミング環境を実現します。
  • 6位Silent-Master NEO Z790/D5
    こだわりのNoctua製空冷CPUクーラーを採用し、エアーフローと静音性のバランスを極めた静音PC。インテル® Core™ プロセッサを搭載するATXミドルタワー型モデル。
  • 7位G-Master Spear X670A
    Zen4アーキテクチャ採用のAMD Ryzen 7000シリーズを搭載するミドルタワー型ゲーミングPC。高性能と高拡張性を実現したゲーマー向けハイエンドモデルです。
  • 8位Silent-Master PRO Z790/D5
    低電圧CPUとファンレスCPUクーラーを組み合わせることにより誕生した究極の超静音PC。独自セッティングにて低電圧CPUの性能向上も実現しました。
  • 9位Radiant GZ3500X670A
    Zen4アーキテクチャ採用のAMD Ryzen 7000シリーズ搭載ATXミドルタワー型モデル。BTOならではのカスタマイズの幅が広いスタンダードなモデルです。
  • 10位Premium-Line B760FD-Mini/T/D5
    「いいものを永く」のコンセプトで標準2年保証や無償オーバーホールサービスが付いた高品質PCに、インテリア性の高いスタイリッシュデザインの省スペースPCが登場。