コンパクトサイズでも高いパフォーマンスに注目!冷却性能や静音性にもこだわったミニPCの魅力を紹介

「限られたスペースでも、パフォーマンスは妥協したくない。」そんなユーザーの声に応える存在として、今、BTOメーカー・サイコムが展開する「ミニPC(小型デスクトップPC)」が注目を集めています。

一般的なミドルタワー型よりも圧倒的にコンパクトなサイズでありながら、高性能CPUや高速SSD、さらにはビデオカードを搭載し、静音性や冷却性能にも優れた設計。ビジネス用途はもちろん、ゲーミングやクリエイティブなどの用途にも幅広く対応することで、多くのユーザーニーズを満たす存在として高い人気を誇っています。

本記事では、サイコムのミニPCについて、その特徴やメリット・デメリット、購入前に確認すべきポイントなどをわかりやすく解説。さらに、性能面はもちろん、静音性や冷却性能でも定評があるサイコムの多彩なミニPCを紹介します。

目次

1.今注目のミニPCの魅力とは?

1-1.ミニPCの特徴

一般的なミニPCは、その名の通り小型化されたパソコンのこと。非常にコンパクトなサイズ感で、できるだけ設置スペースを節約したい方などに人気の製品となっていますが、性能面ではどうしても制約を受けてしまいます。しかし、サイコムの展開するミニPCは、ただコンパクトにまとめているだけでなく、性能面でも一般的なデスクトップPCと引けを取らないラインナップとなっており、ここではサイコムのミニPCについて、そのポイントを解説していきます。

デスクトップPCの場合、一般的なミドルタワー型の筐体でもかなり大型サイズであり、家庭環境や職場環境によっては、設置場所を確保するだけでも一苦労な方も少なくないでしょう。しかし、ミニPCであれば机の上においてもあまり邪魔にならず、さらにデザイン的にも優れているので、無骨なイメージが強いミドルタワー型と異なり、インテリアのひとつとして、部屋のコーディネートを楽しむこともできます。

そして、ミニPCというと性能面は控えめというイメージを払拭し、一般的なデスクトップPCに劣らず、最新ゲームを楽しめるスペックを誇る製品をラインナップ。静音性や冷却性能にも優れたモデルも数多くリリースされており、ただ小さいだけでなく、実用性も高さも注目のポイントとなっています。

こういった魅力的なミニPCが展開できるようになったのは、CPUの電力効率が高まり、発熱が少なくなったきたことで、大きなCPUクーラーがいらなくなってきたこと、さらには、ビデオカードもSFF(スモールフォームファクター)に準拠した、薄く短いモデルが登場してきたことが大きな理由となっています。また、CPU、GPUともに性能が向上していることで、よほどのコアユーザーでなければ、ミドルレンジクラスでも十二分な性能を発揮できるようになっているところも見逃せないポイントと言えます。

1-2.従来のデスクトップPCとの違い

ミニPCの最大の特徴は、一般的なミドルタワー型のデスクトップPCと比べて圧倒的に省スペースというところです。先にも述べた通り、設置場所の自由度が高いため、わざわざ設置スペースを確保することなく、家庭でもオフィスでも、導入の難易度は比較的容易になっています。

ミニPCのデスクトップPCと比較してのデメリットとしては拡張性とメンテナンス性が挙げられます。特に拡張性については、物理的な空間が少なく、特にビデオカードの搭載はスペース的に非常に厳しくなるため、従来の小型PCは内蔵グラフィックを利用する製品がほとんどでした。しかし、最近では、占有スロットの少ないミドルレンジクラスであればビデオカードの搭載が可能な製品も登場しており、小型ゲーミングPCの構築も可能となっています。

また、従来の小型PCでは、ストレージの設置スペースも大きな問題となっていましたが、昨今では、光学ドライブを利用しないことが増えているのと、ストレージの小型・大容量化も進んでいるため、日常作業がもちろん、クリエイティブな用途でも問題なく使用することができます。

1-3.ノートPCとの違い

設置場所を選ばないパソコンといえば、忘れてはいけないのがノートPC。ノートPCは、設置場所の自由度が高いだけでなく、持ち運んで使用することができますので、その点では、ミニPCよりも優れていると言えます。

しかし、冷却性能と拡張性では、ミニPCのほうが断然有利。ノートPCは冷却性能を確保しにくいため、性能が上がるにつれて、冷却台などを使用しないと安定して長時間利用することが難しくなります。また、ノートPCの増設・換装は非常に難しいのですが、ミニPCの場合、使用されているパーツは基本的にデスクトップPCなどで使用されている一般的なパーツとなりますので、メモリやストレージはもちろん、CPUやビデオカードを換装することも可能です。

そして、ノートPCの場合は、内部の掃除といったメンテナンスを行うことも非常に難しいのですが、ミニPCであれば、デスクトップPCほど簡単ではないものの、ホコリを除去するなどのメンテナンスを行うこともできます。

13.3型ノートPCとPremium Line Mini/Tのサイズ比較

2.小型でも高性能!ミニPCのメリット

2-1.コンパクトでもハイスペックな性能を実現

それではあらためて、ミニPCのメリットについて紹介していきましょう。最新のミニPCは、何よりも高性能であることが大きな特徴となっています。コンパクトな筐体の中に、高性能CPUや大容量メモリを搭載。ビデオカードが搭載できるモデルも数多く登場しています。

かつて省スペースPCといえば、オフィスなどで利用される、インターネット閲覧やメールの送受信、オフィス系ソフトが問題なく利用できる程度のスペックが一般的でしたが、今や小型だからと侮れない、ビジネス用途は当然、ゲーミングやクリエイティブな用途にも十分対応できる製品が非常に増えています。

G-Master Spear Mini の内部

2-2.静音性と省電力を両立した設計

ミニPCは、小型ゆえに冷却性能が非常に気になるところ。実際、かつての小型PCは、発熱を防ぐために、性能を抑えることが一般的でした。しかし、現在では、CPUクーラーやPCケースの進化もあり、小型筐体でもしっかりエアフローを確保し、性能を犠牲にすることなく、高水準の冷却性能を実現しています。

また、それにともなって静音性についても様々な工夫が施されていますので、長時間稼働であっても、安定かつ比較的静かな環境で作業を行うことができるようになっています。

2-3.限られたスペースでも設置しやすい

そして、ミニPCの最大の特徴といえば、やはり省スペース性。限られたスペースにも設置できるため、場所をあまり選ばずに導入できる点は、やはり大きなメリットといえます。

デスクトップPCの場合は、机上であれ、床面であれ、それなりのスペースの確保が必須。パソコンにあわせたレイアウトが必要となってきますが、ミニPCであれば、机上の比較的狭いスペースにも設置することができますので、オフィスや書斎などの限られたスペースを有効に活用しながら、スマートな作業環境を整えることができます。

2-4.空間になじむスタイリッシュなデザイン

かつての省スペース型PCは、ブック型をはじめ、比較的無機質なデザインの製品が多かったのですが、最近のミニPCはデザイン面でも非常にスタイリッシュになっている傾向にあります。

そのため、机上に置いても違和感が少なく、部屋のインテリアとして自然に溶け込むデザイン性も注目したいポイントとなっています。スタイリッシュなだけでなく、高級感あふれる質感のデザインも多く採用されているので、非常にコーディネートしやすく、性能だけでなく見た目も妥協したくないというユーザーの方にも最適な選択肢となっています。

Premium Line TA

3.買ってから後悔する?ミニPCのデメリット・注意点

3-1.拡張・カスタマイズの自由度が限られる

最近のミニPCは拡張性もメンテナンス性も高いと先に述べましたが、それでもやはりコンパクトな設計ゆえに、一般的なデスクトップPCと比較すると内部スペースがかなり限られてしまうため、拡張性には制限があります。

製品によっては、メモリが2スロットしかなかったり、ストレージの増設スペースに余裕がなかったりもしますし、ビデオカードの搭載は可能でも、占有スロット数に制限があり、特にハイエンドのビデオカードは物理的に採用できないことも珍しくありません。

また、メンテナンス性も、ノートPCよりも高いものの、内部スペースが狭いこともあって、掃除などが一苦労ということもあります。すなわち、拡張性・メンテナンス性については、デスクトップPCほど自由ではない点は覚悟が必要です。

3-2.長時間使うと熱がこもりやすい

CPUクーラーやPCケースの進化もあって、コンパクトな筐体でありながらも冷却性能が高く、熱がこもりにくいのが最近のミニPCの特徴ですが、やはり長時間使用していると、内部に熱がこもってしまうのはコンパクトなミニPCと宿命と言えるかもしれません。

内部に熱がこもると、冷却ファンの回転数が上がってしまい、せっかくの静音性が犠牲になってしまったり、パフォーマンス自体が落ちてしまうこともあります。ミニPCを長時間使用する場合は、適宜クールダウンのための休憩を挟んだほうが良いかもしれません。

3-3.用途によっては性能不足に感じることも

ミニPCは、熱対策のためにCPUのスペックが控えめになっていたり、ハイエンドのビデオカードが搭載できなかったりといった制約があるため、特にゲーミングやクリエイティブな用途にミニPCを活用すると、性能不足を感じてしまうことがあります。

ハイエンドのCPUやビデオカードを使用したい場合は、どうしてもミニPCでは限界があります。最新のPCゲームを高フレームレートで楽しみたい方や、クリエイティブなどでプロフェッショナルなニーズを満たしたい方は、ミニPCよりもデスクトップPCのほうが広い選択肢の中からチョイスすることができます。

4.購入前に知っておきたいミニPC選びのポイント

4-1.将来を見据えたスペック選び

ミニPCは拡張性とメンテナンス性の高さも持ち味ですが、先に述べた通り、どうしても限界があります。もちろん、換装や増設にも対応はしていますが、非常に内部でパーツが入り組んだ構成となっていることが多く、特に初心者の方や知識・経験に自信のない方にとってはかなりハードルが高くなってしまいます。

ミニPCを購入する場合は、パーツの換装や増設はあまり考慮せず、最初の段階からできるだけ高スペックのパーツを選択しておいたほうが、長く使う上でもメリットは大きくなります。

4-2.拡張性と接続ポートの確認

ミニPCの換装や増設を考える場合、もっとも大きな制約は物理的なもので、そもそもPCケース内部に組み込めないという問題です。そしてその制約には、パーツの大きさというだけでなく、空きスロットの数なども注意が必要です。購入時には、どの程度の余裕があるか、拡張スロットや拡張ベイの数についてもしっかりチェックしておきましょう。

そして、ミニPCを使う場合、内部に余裕がないため、USBなどを利用して、外付け機器を利用することが多くなります。そのため、USBポートの数や種類はしっかり押さえておきたいポイントとなりますが、ポート数が多いものを選びたいところですし、HDMIやDisplayPortなどの出力端子も重要な確認ポイント。特にマルチモニターや多数の外付け機器の利用を考えている方は要注意です。

4-3.冷却性能と静音性のバランス

ミニPC選びにおいて、確実にチェックしておきたいのが冷却性能と静音性です。最近のミニPCは冷却性能と静音性の両立を実現しているモデルも多数登場していますが、すべての製品が確実にサポートしているわけではありません。

ただし、冷却性能と静音性については、なかなか確かめる方法がないのも事実です。ここはある程度、メーカーの謳い文句を信じるしかないポイントではありますが、ゲーミングやクリエイティブなど負荷の高い作業を行う方や、長時間稼働を考えている方は、「高冷却モデル」や「静音モデル」と謳われている製品を選んだほうが、安定して運用することができます。

4-4.メーカーサポート・保証の充実度

これはミニPCに限ったことではありませんが、パソコンを購入する際は、サポートや保証の有無をしっかりチェックしておきましょう。そして、ただサポートや保証があるというだけでなく、その内容についても確認しておきたいところです。

パソコンは精密機器であり、トラブルや故障は避けられません。万が一のトラブルを考えると、サポートや保証があるとないとでは大きな違いがあります。特に初心者の方や知識・経験に自信のない方は、サポート・保証がしっかりしたメーカーから購入したいところです。

5.用途別に選べる!サイコムのおすすめミニPC

5-1.幅広いニーズに応える!サイコムのミニPC 

BTOメーカー・サイコムは高性能なゲーミングPCやクリエイターPCで高く評価されるメーカーですが、最近ではミニPCにも力を入れており、エントリー向けからハイエンドモデルまで幅広いラインナップを展開しています。

特にサイコムでは、静音性や冷却性能を重視していますが、そのポリシーはミニPCでももちろん健在。さらに性能面もしっかりと追求されていますので、コンパクトかつスタイリッシュなゲーミングPCはもちろん、プロフェッショナルな用途にも活用できるミニワークステーションまで、様々な用途やニーズに最適な1台を見つけ出すことができます。

5-2.エントリー向けのコンパクトゲーミングPC:「G-Master Velox Mini」シリーズ

サイコムのゲーミングPCにおいてエントリーモデルとしておなじみの「G-Master Velox」シリーズのミニPCバージョンが「G-Master Velox Mini」。Intelプラットフォーム2種、AMDプラットフォーム1種の計3種のラインナップが用意されています。

容量19リットルというゲーミングPCとしての限界を突き詰めたようなサイズ感でありながら、「NVIDIA GeForce RTX 5060」のビデオカードを標準搭載。標準構成でも快適なゲーミング環境を構築できますが、カスタマイズによって「GeForce RTX 5070」や「AMD Radeon RX 9070」を組み合わせることも可能となっています。

さらに、CPUクーラーに水冷ユニットを導入することによって、ハイエンドのCPUを組み合わせても安定した動作を期待することができるなど、初めてのBTOパソコンという方はもちろん、コンパクトなゲーミングPCがほしいという方にも最適なラインナップとなっています。

G-Master Velox Mini B860 Intel Edition】標準構成
CPUIntel Core Ultra 5 225F(3.3GHz、10コア/10スレッド)
メモリDDR4-3200 16GB(8GB×2)
マザーボードIntel B860 チップセット
SSD1TB(NVMe/M.2 SSD)
ビデオカードNVIDIA GeForce RTX 5060(8GB)
外形寸法幅200×奥行き336×高さ283.5mm

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G-Master Velox Mini B760 Intel Edition】標準構成
CPUIntel Core i5-14400F (2.5GHz、10コア/16スレッド)
メモリDDR5-4800 16GB(8GB×2)
マザーボードIntel B760  チップセット
SSD1TB(NVMe/M.2 SSD)
ビデオカードNVIDIA GeForce RTX 5060(8GB)
外形寸法幅200×奥行き336×高さ283.5mm

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G-Master Velox Mini B850A AMD Edition】標準構成
CPUAMD Ryzen 5 9600(3.8GHz、6コア/12スレッド)
メモリDDR5-5600 16GB(8GB×2)
マザーボードAMD B850 チップセット
SSD1TB(NVMe/M.2 SSD)
ビデオカードNVIDIA GeForce RTX 5060(8GB)
外形寸法幅200×奥行き336×高さ283.5mm

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5-3.快適なゲーミング環境を実現するコンパクトモデル:「G-Master Spear Mini」シリーズ

サイコムのゲーミングPCにおいてスタンダードモデルに位置付けられる「G-Master Spear」シリーズにおいて、ひときわ異彩を放つラインナップがミニタワー型の「G-Master Spear Mini」シリーズです。「ゲーミングPCもっと小さくても良い。もっと自由でも良い。」という思いから開発されたミニPCで、多彩なカスタマイズによって自分好みの1台に仕上げることができます。

一般的なミドルタワー型と比較すると圧倒的に小さな容量26.3リットルのコンパクトな筐体でありながら、スタイリッシュかつ通気性の高いメッシュ仕様のPCケースと冷却性能と静音性の高さで人気のNoctua製CPUクーラーを組み合わせることによって、高い冷却性能と静音性を実現しています。「NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti」のビデオカードを標準搭載することで、フルHD環境での快適なゲーミング性能を確保。さらにゲーミング性能を高めたい場合は、カスタマイズによって「GeForce RTX 5080」までグレードアップすることも可能となっています。また、長時間稼働を前提とする方は、CPUクーラーを水冷ユニットにカスタマイズすることで、安定した冷却性能を確保することも可能。PCケースは白・黒・ウッドの3色から選択することができます。

G-Master Spear Mini B860】標準構成
CPUIntel Core Ultra 7 265K(3.9GHz、20コア/20スレッド)
メモリDDR5-5600 16GB(8GB×2)
マザーボードIntel B860 チップセット
SSD1TB(NVMe/M.2 SSD)
ビデオカードNVIDIA GeForce RTX 5060 Ti(16GB)
外形寸法幅194×奥行き443×高さ321mm

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G-Master Spear Mini B850A】標準構成
CPUAMD Ryzen 7 9700X(3.8GHz、8コア/16スレッド)
メモリDDR5-5600 16GB(8GB×2)
マザーボードAMD B850 チップセット
SSD1TB(NVMe/M.2 SSD)
ビデオカードNVIDIA GeForce RTX 5060 Ti(16GB)
外形寸法幅194×奥行き443×高さ321mm

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5-4.高品質とデザインの両立:「Premium Line Mini」シリーズ

妥協なき部材の厳選と長期サポートによる末永い運用を前提としたプレミアムPC「Premium Line」シリーズにおいては、2種類のミニPCを展開。Intelプラットフォームの「Premium Line Mini B860FD/E2」とAMDプラットフォームの「Premium Line Mini B850FD/E2/A」は、ウォルナット無垢材とアルミニウムアルマイト仕上げによるナチュラルで美しい外観が魅力となっており、標準構成では「NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti」のビデオカードを採用していますが、カスタマイズによって「GeForce RTX 5080」を搭載することも可能となっています。

Premium Line mini B860FD/E2】標準構成
CPUIntel Core Ultra 7 265K(3.9GHz、20コア/20スレッド)
メモリDDR5-5600 32GB(16GB×2)
マザーボードIntel B860 チップセット
SSD1TB(NVMe/M.2 SSD)
ビデオカードNVIDIA GeForce RTX 5060 Ti(16GB)
外形寸法幅165×奥行き366×高さ314 mm

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Premium Line B850FD-Mini/E2/A】標準構成
CPUAMD Ryzen 7 9700X(3.8GHz、8コア/16スレッド)
メモリDDR5-5600 32GB(16GB×2)
マザーボードAMD B850 チップセット
SSD1TB(NVMe/M.2 SSD)
ビデオカードNVIDIA GeForce RTX5070(12GB)
外形寸法幅215×奥行き447×高さ469mm

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一方、Intelプラットフォームの「Premium Line Mini B860FD/T」とAMDプラットフォームの「Premium Line Mini B850FD/T/A」は、キューブ型のコンパクトモデルで、机の上においてもインテリアのひとつとして自然に溶け込むデザインが人気のラインナップとなっています。こちらのモデルも標準構成で「NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti」のビデオカードを採用。カスタマイズによって「GeForce RTX 5080」を搭載することも可能となっています。

「Premium Line」シリーズは、PCケースメーカーであるFractal Designとのコラボによって、スタイリッシュな外観が大きな魅力となっていますが、“末永い運用”を前提としているため、保証期間が一般的な1年ではなく、2年となっているのも注目ポイント(有償で3年まで延長可能)。充実したサポートも用意されていますので、長く愛用したい方はもちろん、初めてのBTOパソコンという方にもおすすめとなっています。

Premium Line Mini B860FD/T】標準構成
CPUIntel Core Ultra 5 235(3.4GHz、14コア/14スレッド)
メモリDDR5-5600 32GB(16GB×2)
マザーボードIntel B860 チップセット
SSD1TB(NVMe/M.2 SSD)
ビデオカードNVIDIA GeForce RTX 5060 Ti(16GB)
外形寸法幅153×奥行き343×高さ218mm

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Premium Line B850FD-Mini/T/A】標準構成
CPUAMD Ryzen 7 9700X(3.8GHz、8コア/16スレッド)
メモリDDR5-5600 32GB(16GB×2)
マザーボードAMD B850 チップセット
SSD1TB(NVMe/M.2 SSD)
ビデオカードNVIDIA GeForce RTX 5060 Ti(16GB)
外形寸法幅153×奥行き343×高さ218mm

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5-5.デュアル水冷で冷却性能と静音性を両立:「G-Master Hydro Cube」シリーズ

CPUだけでなくビデオカードも独自の工夫によって水冷化することによって、高い冷却性能と静音性を両立させたサイコムのフラッグシップもでる「G-Master Hydro」シリーズにもミニPCがラインナップ。Intelプラットフォームの「G-Master Hydro Z890 Cube」とAMDプラットフォームの「G-Master Hydro B850 Cube」は、最新のPCゲームを高いレベルで楽しめるハイエンドコンパクトキューブ型PCとして注目を集めています。

容量26.1リットルのコンパクトな筐体に、サイコムオリジナル水冷仕様となる「NVIDIA GeForce 5070 Ti」のビデオカードを標準搭載。カスタマイズによって、同じく水冷仕様の「GeForce RTX 5080」を組み合わせることで、さらなる高みを目指すことも可能となっています。

G-Master Hydro Z890 Cube】標準構成
CPUIntel Core Ultra 7 265K(3.9GHz、20コア/20スレッド)
メモリDDR5-5600 32GB(16GB×2)
マザーボードIntel Z890 チップセット
SSD1TB(NVMe/M.2 SSD)
ビデオカードサイコムオリジナル Hydro LC Graphics® GeForce RTX5070 Ti
外形寸法幅202×奥行き451×高さ286mm

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G-Master Hydro B850 Cube】標準構成
CPUAMD Ryzen 7 9700X(3.8GHz、8コア/16スレッド)
メモリDDR5-5600 16GB(8GB×2)
マザーボードAMD B850 チップセット
SSD1TB(NVMe/M.2 SSD)
ビデオカードサイコムオリジナル Hydro LC Graphics® GeForce RTX5070 Ti
外形寸法幅202×奥行き451×高さ286mm

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なお、ハイエンドゲーミングPCは無骨なミドルタワー型という常識を打ち破るコンパクトな「G-Master Hydro Cube」シリーズには、プロフェッショナルなニーズにも対応できる同コンセプトのワークステーションモデル「Lepton hydro Cube」シリーズも用意されています。

Lepton Hydro WSZ890 Cube】標準構成
CPUIntel Core Ultra 7 265K(3.9GHz、20コア/20スレッド)
メモリDDR5-5600 32GB(16GB×2)
マザーボードIntel Z890 チップセット
SSD1TB(NVMe/M.2 SSD)
ビデオカードサイコムオリジナル Hydro LC Graphics® GeForce RTX5080
外形寸法幅202×奥行451×高さ286mm

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Lepton Hydro WSB850A Cube】標準構成
CPUAMD Ryzen 7 9700X(3.8GHz、8コア/16スレッド)
メモリDDR5-5600 32GB(16GB×2)
マザーボードAMD B850 チップセット
SSD1TB(NVMe/M.2 SSD)
ビデオカードサイコムオリジナル Hydro LC Graphics® GeForce RTX5080
外形寸法幅202×奥行451×高さ286mm

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5-6.コンパクトワークステーション:「Lepton Mini」シリーズ

AIの活用や映像編集などのクリエイティブな作業などプロフェッショナルな制作現場を支えるワークステーションとして展開される「Lepton」シリーズにおいて、妥協なきパワーはそのままに、筐体サイズをコンパクトにまとめた「Lepton Mini」シリーズは、設置スペースに制限があるスタジオなどでも活躍できる超小型設計のコンパクトワークステーションとなっています。

容量14.9リットルという一般的なタワー型の1/3以下という圧倒的なコンパクトサイズでありながら、柔軟かつ高度なカスタマイズ性を確保している点も大きな特徴で、標準構成でメモリはDDR5-5600を32GB搭載していますが、カスタマイズによって128GBまで増設可能。ビデオカードは「NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti」を標準で搭載していますが、「GeForce RTX 5080」までグレードアップ可能となっており、マシンパワーが作業効率を左右する現場にも確実にフィットさせることができます。

無駄を削ぎ落としたフルメッシュデザインのPCケースによる卓越したエアフローによって、高い冷却性能を発揮。CPUクーラーを水冷ユニットに変更すれば、さらに長時間の安定駆動にも貢献します。

Lepton Mini B860i】標準構成
CPUIntel Core Ultra 5 235(3.4GHz/14コア/14スレッド)
メモリDDR5-5600 32GB(16GB×2)
マザーボードASRock B860I WiFi
SSD2TB(NVMe/M.2 SSD)
ビデオカードNVIDIA GeForce RTX5060 Ti (16GB)
外形寸法幅167×奥行き363×高さ247mm

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Lepton Mini B850A】標準構成
CPUAMD Ryzen 7 9700X(3.8GHz/8コア/16スレッド)
メモリDDR5-5600 32GB(16GB×2)
マザーボードGIGABYTE B850I AORUS PRO(rev.1.1)
SSD2TB(NVMe/M.2 SSD)
ビデオカードNVIDIA GeForce RTX5060 Ti (16GB)
外形寸法幅167×奥行き363×高さ247mm

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6.まとめ

高いパフォーマンスを確保しながらも、圧倒的にコンパクトなサイズで注目の「ミニPC」は、設置スペースが限られた人はもちろん、スタイリッシュな外観の魅力によって、部屋のコーディネートにもこだわりたい方にもおすすめのラインナップとなっています。

一般的に、筐体サイズを小型化すると、冷却性能や拡張性、カスタマイズ性などでの問題点が浮き上がりますが、メーカー独自の工夫により、そういったデメリットを払拭。小型でありながらもビデオカードを搭載するなど、ゲーミングやクリエイティブな用途にも十二分に対応可能となっています。

本記事では、ミニPCの特徴を中心に、その魅力についてを紹介してきました。ハイエンドPCは無骨なミドルタワー型といった常識を覆すミニPCは、パソコン選びの新たな選択して注目しておきましょう。

BTOパソコン売れ筋ランキング

(10月1日~10月31日)

  • 1位
    1位G-Master Spear X870A
    Zen5アーキテクチャ採用のAMD Ryzen 9000シリーズを搭載するミドルタワー型ゲーミングPC。高性能と高拡張性を実現したゲーマー向けハイエンドモデルです。
  • 2位
    2位Radiant GZ3600X870A
    Zen5アーキテクチャ採用のAMD Ryzen 9000シリーズ搭載ATXミドルタワー型モデル。BTOならではのカスタマイズの幅が広いスタンダードなモデルです。
  • 3位
    3位G-Master Velox Campio Edition 2025
    ※こちらの商品は販売終了しました。
    【新登場!】G-Master Velox III AMD Edition
  • 4位Radiant GZ3600Z890
    最新のIntel Core Ultraプロセッサを搭載するATXミドルタワー型モデル。BTOならではのカスタマイズの幅が広いスタンダードなモデルです。
  • 5位G-Master Spear Z890
    AI時代の新CPU、Intel Core Ultraプロセッサを搭載するミドルタワー型ゲーミングPC。高性能と高拡張性を実現したゲーマー向けハイエンドモデルです。
  • 6位Silent-Master NEO B850A
    こだわりのNoctua製空冷CPUクーラーを採用し、エアーフローと静音性のバランスを極めた静音PC。AMD Ryzen 9000シリーズを搭載するATXミドルタワー型モデル。
  • 7位Premium Line Z890FD
    「いいものを永く」のコンセプトで標準2年保証、無償オーバーホールなど末永くご愛用いただくためのアフターサービスが充実した、Intel Core Ultraプロセッサ搭載のプレミアムPC。
  • 8位G-Master Spear Mini B850A
    AMD Ryzen 9000シリーズを搭載する容量26.3リットルとコンパクトながら幅広いカスタマイズ性とミニマルなデザインを持ち合わせたゲーミングPC。
  • 9位G-Master Velox II Intel Edition
    高品質なパーツを採用した納得の標準構成と厳選されたオプションパーツでシンプルなカスタマイズが楽しめる新機軸のゲーミングPC!第14世代インテル(R)Core(TM)プロセッサ搭載モデルです。
  • 10位Lepton Hydro WSX870A
    冷却性能と静音性のバランスを高次元で両立したデュアル水冷ワークステーション。Zen5アーキテクチャ採用のAMD Ryzen 9000シリーズと、サイコム独自に水冷化したGeForce RTX5000シリーズの組み合わせで、最強のクリエイション環境を実現します。