ゲーミングPC初心者におすすめ!ゲーミングPCの選び方を徹底解説 - 性能や価格の見極めが重要

YouTubeなどのゲーム配信を見て、「自分もパソコンでゲームを楽しんでみたい」と思った人も少なくないでしょう。しかし、パソコンがあればどんなゲームでもプレイできるわけではなく、快適にプレイするためには、いわゆる“ゲーミングPC”が必須となります。

しかし、初めてのゲーミングPCとなると、「どんなパソコンを購入すれば良いのか」「いくらぐらいの予算が必要なのか」と悩んでしまいがち。実際、ゲーミングPCは、数万円くらいで購入できるものもあれば、50万円を超える製品もあり、スペックを見ても千差万別だからです。

そこで今回は、ゲーミングPC初心者が失敗しがちなポイントを整理したうえで、目的や予算にあった賢い選び方を紹介。これからゲーミングPCを購入して、ゲームを楽しみたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

目次

1.初心者向けゲーミングPC選びの基礎知識

1-1.ゲーミングPCとは?普通のPCとの違い

ゲーミングPCは、ゲームを快適に楽しむことを目的に、開発、設計、製造、販売されるパソコンのこと。ゲームを快適にプレイするために最適なスペックを備えており、特に美麗な3Dグラフィックスによる映像を表示するためのビデオカードが超重要アイテムとなっています。

それに対して、ビジネス用途などで使用される一般的なパソコンは、CPU内蔵のグラフィック機能が利用されることが多く、動画の視聴や簡単なゲームを楽しむことはできますが、本格的な3Dグラフィックスを多用したゲームのプレイには向きません。

比較的高性能なグラフィック機能を備えたCPUも存在しますが、ゲーミングPCは基本的にビデオカードを搭載していることが最低条件と言えるかもしれません。

1-2.ゲーミングPCのメリット

ゲーミングPCは、ゲームをプレイすることが目的のパソコンなので、3Dゲームを高解像度かつ高フレームレートでプレイできることが最大のメリットです。プレイ中のラグやカクつきを大幅に軽減し、快適にプレイすることが可能となっています。

ゲームの快適性を求める結果として、ゲーミングPCは高性能パーツで構成されます。そのため、ゲーム以外の用途にも幅広く対応することができます。最新の高速CPU+高性能ビデオカードが組み合わされるため、高負荷の作業もスムーズに処理することが可能。特に最近の映像編集ソフトをはじめとするクリエイティブ系のソフトは、ビデオカードの性能が求められるので、ゲーミングPCとの相性がバッチリとなっています。

1-3.ゲーミングPCのデメリット

ゲーミングPCは基本的に高性能パーツの組み合わせとなり、特にビデオカードの搭載が必須となるため、 一般的なパソコンよりも値段が高くなりがちです。2~3倍程度の違いが出ることも珍しくありません。そのため、最新ゲームのプレイや、高負荷の作業を行わない場合は、宝の持ち腐れとなってしまい、大きな後悔を生んでしまうこともあります。

また、消費電力も非常に大きくなり、特に長時間のゲームプレイなどを行うと、電気代がかさんでしまうのも大きなデメリット。長時間の使用は、発熱なども大きくなるため、冷却性能などにも注意する必要があります。

2.失敗しないゲーミングPC選びの注目ポイント

2-1.CPU・ビデオカードの性能やバランスを見極める

ゲーミングPCと一言で言っても、その才能はまさにピンからキリまで。ショップによっては、ビデオカードを搭載しているという理由だけで、ゲーミングPCとして販売されることもあります。ビデオカードの性能はプレイの快適性に直結するため、性能が高くないビデオカードを搭載しているパソコンは、いくらゲーミングPCと銘打たれていても、満足のいくプレイができないこともあります。そのため、搭載されているビデオカードがどの程度の性能なのかを知ることが非常に重要となるのです。

また、ゲーミングPCの場合、CPUの性能の性能についてはあまり重視されないこともありますが、CPUの性能が低いと、そこがボトルネックとなってしまい、いくら高性能のビデオカードを組み合わせても、想定していたパフォーマンスが発揮されないことがあります。そして、ビデオカードの性能が上がれば上がるほど、CPUに求められる性能も高くなります。そのため、ゲーミングPCの選択基準としてはビデオカードが最重要パーツとなりますが、CPUに関しても、ビデオカードとのバランスに注意する必要があるのです。

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2-2.メモリ・ストレージのスペックや容量にも注意する

メモリは、パソコンの操作における快適性を大きく左右するパーツです。パソコンを選ぶ際、CPUやビデオカードの性能に目が行きがちですが、メモリ容量についてもしっかりチェックしておく必要があります。ゲーミングPCの場合、最低でも16GBは必須。可能であれば、32GB以上は確保しておくとよいでしょう。

また、ストレージもゲームの起動やロード時間に直結するので、注目すべきパーツ。これからゲーミングPCを購入するという方であれば、NVMe接続のM.2 SSDの搭載は最低条件と言えるかもしれません。また、PCゲームの容量も年々増加していますので、ストレージの容量も重要ポイント。複数のゲームをプレイする人であれば、最低でも1TB以上の容量を確保しておくことをおすすめします。

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2-3.安さだけで選ばないようにする

ゲーミングPCに限らず、パソコンは決して安くない買い物。どうしても予算というものが存在するため、値段の安いものに目が行きがちです。しかし、ただ安いというだけで購入してしまうと、性能が予想以上に低かったり、冷却性能が不十分だったりして、満足にゲームがプレイできなかったり、あるいは保証やサポートがなく、故障やトラブルに悩まされるということも珍しくありません。

もちろん、メーカー独自の工夫や、セール・キャンペーンによって安く購入することができる場合もありますので、安さの理由を見極められる目が重要。特に、知識や経験に自信のない初心者の方は、周りの詳しい人や口コミなどを参考にしながら、安さだけで購入しないようにするのが賢明です。

2-4.プレイしたいゲームに必要なスペックを調べておく

ゲームによって必要とされるスペックは異なります。高性能のCPUやビデオカードが必要なものもあれば、あまりハイスペックな要件は求められないこともあります。ゲーミングPCを購入する際は、自分がプレイしたいゲームが必要とするスペックをあらかじめチェックしておいたほうが良いでしょう。

ゲームにはそれぞれ、最低動作環境や推奨スペックなどが明記されています。推奨スペックを下回ると、快適なプレイは望めませんので、推奨スペック以上であることは必須。逆に、推奨スペックを大きく上回っているときは、ゲーミングPCのグレードを低くして、コストを抑えることも可能となります。

2-5.信頼できるメーカーを選ぶ

ゲーミングPCを購入する際、性能面をチェックするのは当然ですが、保証やサポートなどの対応についてもしっかりとチェックしておきましょう。故障やトラブルはないに越したことはありませんが、多かれ少なかれ問題は起こってしまうものです。そういった際に、特に初心者の方に心強い存在が、メーカーの保証・サポートとなります。

初期不良時や修理が必要なときの対応はもちろんですが、ちょっとした不安や疑問にも気軽に対応してくれたり、購入前に用途や予算について相談できる窓口があったりすると、非常に安心感や満足度が高まります。その意味では、信頼できるメーカーをいかに選ぶかが、ゲーミングPC選ぶには重要なポイントとなるのです。

サイコムサポートページ

3.ゲーミングPC初心者は中古・自作は避けるべき?

3-1.中古パソコンは「当たり外れ」と「サポートのなさ」に注意

予算を抑えるためのひとつの工夫として、中古ゲーミングPCの購入という手段があります。中古ゲーミングPCは、思わぬ高性能パソコンが安価で購入することができるチャンスである一方、過去の使用状況やパーツの消耗具合など、一見わからないところに故障やトラブルの種が潜んでいる可能性、つまり「当たり外れ」が存在します。特に電源ユニットや冷却ファンなどが劣化していると、思わぬ大トラブルに繋がることも珍しくないのです。

さらに、中古ゲーミングPCは、保証やサポートがない場合が多く、初期不良対応だけだったり、非常に短い期間に限定されていたりすることも珍しくありません。初期費用は確かに抑えられますが、修理費がかさんだり、早期の買い替えが必要になったりして、結局割高になってしまうこともあるのです。

3-2.自作PCは知識と経験、さらには手間が必要

自作PCは、ユーザーが自らパーツを選定・購入し、自分の手で組み立てるパソコンのことです。パーツの組み合わせの自由度が高く、組み立て工賃なども不要なため、比較的低価格でパソコンを入手することが可能。お買い得品などを集めることができれば、さらに予算を抑えることが可能です。

パソコンの組み立て自体は、それほど難易度が高いわけではありませんが、やはり知識と経験が必須。パーツの組み合わせはもちろん、ちょっとした組み立て時のミスが、大きなトラブルに繋がる可能性があります。しかし、自作PCは自己責任が原則。保証やサポートを受けることもできません。また、パーツを買い集めたり、組み立てたりする手間も必要となりますので、時間的な余裕も必要となります。

4.ゲーミングPCはどのくらいのスペックが必要?

4-1.『Apex Legends』や『DOOM: The Dark Ages』などのFPSゲーム

多くのファンを抱えるFPS(First-person shooter)ゲームである『Apex Legends』の推奨動作環境は、公式サイトによると、下記のとおりとなっています。

『Apex Legends』は2019年にリリースされたゲームのため、最新のパソコンと比較すると要求スペックはかなり低め。現行のゲーミングPCであればほぼ問題なくプレイ可能です。
例えばサイコムのBTOパソコンなら、エントリー向けの「G-Master Velox II」でも十分楽しむことができます。

「G-Master Velox II」のスペック(Intel Edition/ AMD Edition)
CPU:Core i5-14400F / AMD Ryzen 5 5600XT
メモリ:16GB(8GB×2)
ビデオカード:NVIDIA GeForce RTX 5060
ビデオメモリ:8GB

G-Master Velox II Intel Edition 製品ページ

G-Master Velox II AMD Edition 製品ページ

一方、2025年5月にリリースされた『DOOM: The Dark Ages』の推奨スペックは以下の通りとなります。

このように、最新FPSゲームでは非常に高いスペックが必要。エントリー向けの「G-Master Velox II」では、CPU以外のスペックが不足しており、現行スペックで言えば、ビデオカードは「GeForce RTX 4070 Ti SUPER」や「GeForce RTX 5070」以上を用意しましょう。

なお、『Apex Legends』と『DOOM: The Dark Ages』に共通して言えることは、CPUよりもビデオカードの性能が特に重視されているところです。特にFPSゲームの場合は、できるだけ高いフレームレートでプレイすることが、快適性はもちろん、勝敗を左右する鍵を握ります。推奨スペックは、基本的に60fpsでのプレイが想定されていますが、144fps以上のフレームレートでのプレイを楽しみたい方は、ビデオカードの性能をより重視することをおすすめします。

4-2.『FF14』や『原神』などRPGゲーム

『ファイナルファンタジーXIV(FF14)』は、拡張パッケージの登場にあわせて、動作環境が引き上げられており、昨年登場した「黄金のレガシー」では、必要スペックが大幅に引き上げられたことで話題になりました。

『FF14』は美麗なグラフィックが売りのMMORPGであり、特に高解像度でプレイする場合は高性能なビデオカードを組み合わせることをおすすめしますが、「GeForce RTX 4060 / 5060」や「Radeon RX 9060」クラスで十分対応可能です。

一方、人気のRPGゲーム『原神』をパソコンでプレイする場合の推奨スペックは以下の通りとなっています。

『FF14』と比較すると、要求されるスペックは控えめであり、先に紹介したエントリー向けの「G-Master Velox II」クラスでも十分です。もちろん、高解像度で美麗なグラフィックを快適に楽しむたい方は、できるだけ高性能のビデオカードを組み合わせましょう。

基本的には、FPSゲームもRPGゲームも、ビデオカードの性能が快適なプレイに直結しますが、FPSゲームのほうがより高いスペックのものを使用したいところです。なおCPUについては、あまりハイエンドのものは求められませんが、組み合わせるビデオカードとのバランスをあわせるのがおすすめとなっています。

4-3.『モンスターハンターワイルズ』などのアクションゲーム

発売1カ月で全世界販売本数が1000万本を突破するなど、世界的に話題のアクションゲーム『モンスターハンターワイルズ』は、推奨スペックが高いことでも大きな話題を呼びました。

この推奨環境は1080p/60fpsでプレイする場合のもので、4K/60fpsの「ウルトラ」設定でプレイする場合は、さらに高いスペックが必要となります。

激しいアクションを快適に楽しむためには、FPSゲーム同様、高いフレームレートが求められます。そのためにも推奨環境の60fpsは最低条件。
より高いフレームレート、そしてより高い解像度でプレイするためには、予算などにあわせてビデオカードのグレードを上げていく必要があるのです。

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4-4.ゲーム配信・録画・動画編集もやってみたい場合は?

ゲームをプレイするだけでなく、ライブ配信も行いたいという方は、ゲームの推奨スペックを満たしていることは最低条件として、さらにCPUのグレードアップやメモリの増量を検討しましょう。特に、ゲームをプレイしながら配信ソフトを稼働させるといったマルチタスク処理が発生する場合は、CPUの処理性能が求められます。また、複数のソフトを起動するという環境では、メモリ容量も重要となります。そのため、CPUは最低でも1ランクアップ、メモリは32GB以上の搭載を目指しましょう。

一方、映像編集などのクリエイティブな用途での活用も考えている方も、ライブ配信を行う場合と同様に、CPUやメモリの増強が必須。さらに、最近の映像編集ソフトは、ビデオカードの性能が処理効率に直結しますので、ビデオカードのグレードアップもあわせて検討してみたいところです。

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5.周辺機器も一緒に揃えるなら?おすすめアイテムを紹介

5-1.ゲーミングモニター

高性能ビデオカードを利用すれば、高いフレームレートでの映像処理が可能となりますが、実際に映像を表示するモニターの性能、特にリフレッシュレートが低いと、まったく意味がないことになってしまいます。

リフレッシュレートとは、モニターが1秒間に何回、新しい画像を描画できるかを意味するもので、単位はHz(ヘルツ)で表されます。つまり、リフレッシュレートが60Hzのモニターの場合、ビデオカードがたとえ144fpsで出力したとしても、1秒間に60回しか画像を表示できないので、結果として60fpsにしかならないのです。

一般的なモニターは60Hzの製品が多く、推奨環境以上のスペックで構成しても、効果を体感することができません。そのため、ハイスペックなゲーミングPCを購入する場合は、144Hz以上のリフレッシュレートに対応し、応答速度なども優れたゲーミングモニターの導入もあわせて検討してみてください。

5-2.ゲーミングキーボード&マウス

一般的なキーボードやマウスでもゲームをプレイすることは可能ですが、より快適にプレイするためには、ゲーミングキーボードやゲーミングマウスと呼ばれる、ゲームプレイに特化した機能を備えたデバイスの導入がおすすめです。

ゲーミングキーボードは、マクロ登録機能や複数キーの同時押しなど、ゲームの快適性を向上させる機能が搭載されているほか、打鍵感に優れたものが多く、耐久性も高い傾向にあります。一方、ゲーミングマウスは、普通のマウスよりもボタン数が多かったり、クリックの反応速度が早かったりすることが大きな特徴となります。

なお、ゲーミングキーボードやマウスは、ゲームに特化して開発されていますが、通常の入力操作にももちろん対応していますので、ゲーム以外の用途での活用を予定している人も安心です。

5-3.快適なゲームプレイを目指して

ゲームの快適性を高めるためには、ゲーミングモニターやゲーミングキーボード&マウスに加えて、激しいマウスの動きにも対応できる大きめのマウスパッド、オンラインゲームをしながらボイスチャットが楽しめるヘッドセットなども必須アイテムとなります。

また、ゲーム専用のコントローラーを導入すれば、キーボード&マウスによる操作よりも快適にプレイすることが可能となるケースもあります。そのほか、長時間のプレイによる披露を軽減し、腰痛対策にも有効なゲーミングチェアへの注目度も高まっています。

快適なゲームライフを追求するのであれば、ハイスペックなゲーミングPCの導入はもちろんですが、予算に余裕があれば、それをサポートする周辺機器の購入もあわせて検討してみてください。

6.サイコム厳選!初心者におすすめのゲーミングPC

6-1.なぜサイコムが初心者に選ばれているのか?

サイコムは、パーツの品質選定、冷却設計、組み立ての丁寧さなどが特徴のBTOメーカーで、特にハイエンド志向のユーザーに高く評価されていますが、初心者でも安心感の高いメーカーとして多くの支持を集めています。

特に幅広いカスタマイズ性が大きな魅力で、自分好みのスペックに仕上げることが可能。最近ではコンパクトサイズのゲーミングPCも数多くラインナップされており、無骨なイメージが付きがちなゲーミングPCに新たな風を吹き込んでいます。

また、使用パーツのほとんどに、単純なスペックだけではなく、メーカー名と型番を明記。主要パーツに関しては詳細もしっかりと紹介されているため安心してパーツを選択することができます。

ゲーミングPC初心者にとってもっともうれしいのが保証・サポートが充実しているところです。無償での1年保証に加えて、有償でプラス2年の延長保証にも対応。また、保証期間が過ぎても、電話やメールでの相談に対応してくれるほか、購入前にもパーツ選びや全体的な構成についての相談も可能となっており、快適なパソコンライフを全面的にサポートしてくれます。

6-2.G-Master Velox II AMD Edition

「G-Master Velox II AMD Edition」は、厳選された標準パーツとシンプルなカスタマイズ性が大きな魅力のゲーミングPCで、初めてのBTOパソコンという方にもおすすめの1台となっています。ここで紹介している「AMD Edition」は、「AMD X570 チップセット」搭載マザーボードをベースとしたAMDプラットフォームとなっていますが、「Intel B760 チップセット」をベースとした「Intel Edition」もラインナップされています。

エントリー向けという位置づけとなっているため、カスタマイズ性はシンプルですが、特にビデオカードについては「NVIDIA GeForce RTX 3050」から「NVIDIA GeForce RTX 5080」まで幅広い選択が可能。プレイしたいゲームや予算に応じて、最適なビデオカードを組み合わせましょう。

G-Master Velox III AMD Edition】標準構成
CPUAMD Ryzen 5 9600(6コア/12スレッド)
メモリDDR5-5600 16GB(8GBx2)
マザーボードAMD B850チップセット
SSD1TB(NVMe/M.2 SSD)
ビデオカードNVIDIA GeForce RTX 5060(8GB)
外形寸法幅215×奥行き473.5×高さ454mm

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6-3.G-Master Spear Mini B850A

ゲーミングPCは無骨なミドルタワー型というのがいわばお約束となっていますが、「G-Master Spear Mini B850A」は、コンパクトかつスタイリッシュなPCケースを採用。部屋のコーディネートにこだわりたい方にもおすすめとなっています。

容量わずか26.3リットルというコンパクトサイズでありながら、「NVIDIA GeForce RTX 5080」までのビデオカードを搭載可能。小型PCは冷却性能が不安になりますが、標準でNoctua製の高性能CPUクーラーが採用されているほか、カスタマイズによって水冷ユニットの導入も可能となっており、長時間プレイでも安定した冷却が期待できます。

G-Master Spear Mini B850A】標準構成
CPUAMD Ryzen 7 9700X(3.8GHz、8コア/16スレッド)
メモリDDR5-5600 16GB(8GB×2)
マザーボードAMD B850 チップセット
SSD1TB(NVMe/M.2 SSD)
ビデオカードNVIDIA GeForce RTX 5060 Ti(16GB)
外形寸法幅194×奥行き443×高さ321mm

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6-4.Lepton WSZ890 Stream Box

「Lepton WSZ890 Stream Box」は、多数のUSBポートを備えるなど、配信者向けに開発されたマザーボード「ASRock Z890 LiveMixer WiFi」を採用した、ゲーム配信に最適なソリューションとして注目の1台となっています。

長時間のプレイでも安定した稼働が期待できる水冷ユニットを採用しているほか、1080p/60fpsの録画・配信に対応したキャプチャーボードを標準搭載。メモリはDDR5-5600を32GB、ビデオカードも標準で「NVIDIA GeForce RTX 5070」を採用するなど、最新ゲームを快適にプレイかつライブ配信できる環境が整っていますが、「GeForce RTX 5090」にカスタマイズすることで究極のゲーミングPCを目指すことも可能となっています。

Lepton WSZ890 Stream Box】標準構成
CPUIntel Core Ultra 7 265K(3.9GHz、20コア/20スレッド)
メモリDDR5-5600 32GB(16GB×2)
マザーボードIntel Z890 チップセット
SSD1TB(NVMe/M.2 SSD)
ビデオカードNVIDIA GeForce RTX 5070(12GB)
外形寸法幅210×奥行き427×高さ474mm

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7.まとめ

ゲーミングPCはゲームを快適にプレイするためのパソコンで、ビデオカードの搭載が最低条件。自分がプレイしたいゲームの推奨スペックから、予算に応じて、最適なスペックを導き出していくことになります。

初めてのゲーミングPCとなると、性能面や予算面でかなり悩むことも多いと思います。予算については、パソコンショップやBTOメーカーのHPなどをチェックして、おおよその価格感を捉えておきましょう。そして、プレイしたいゲームが快適に楽しめるスペックを見対していることがもっとも大事なポイントとなります。

今回は、ゲーミングPC初心者に向けたゲーミングPCの選び方を解説しました。パソコンでゲームを楽しんでみたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

BTOパソコン売れ筋ランキング

(10月1日~10月31日)

  • 1位
    1位G-Master Spear X870A
    Zen5アーキテクチャ採用のAMD Ryzen 9000シリーズを搭載するミドルタワー型ゲーミングPC。高性能と高拡張性を実現したゲーマー向けハイエンドモデルです。
  • 2位
    2位Radiant GZ3600X870A
    Zen5アーキテクチャ採用のAMD Ryzen 9000シリーズ搭載ATXミドルタワー型モデル。BTOならではのカスタマイズの幅が広いスタンダードなモデルです。
  • 3位
    3位G-Master Velox Campio Edition 2025
    ※こちらの商品は販売終了しました。
    【新登場!】G-Master Velox III AMD Edition
  • 4位Radiant GZ3600Z890
    最新のIntel Core Ultraプロセッサを搭載するATXミドルタワー型モデル。BTOならではのカスタマイズの幅が広いスタンダードなモデルです。
  • 5位G-Master Spear Z890
    AI時代の新CPU、Intel Core Ultraプロセッサを搭載するミドルタワー型ゲーミングPC。高性能と高拡張性を実現したゲーマー向けハイエンドモデルです。
  • 6位Silent-Master NEO B850A
    こだわりのNoctua製空冷CPUクーラーを採用し、エアーフローと静音性のバランスを極めた静音PC。AMD Ryzen 9000シリーズを搭載するATXミドルタワー型モデル。
  • 7位Premium Line Z890FD
    「いいものを永く」のコンセプトで標準2年保証、無償オーバーホールなど末永くご愛用いただくためのアフターサービスが充実した、Intel Core Ultraプロセッサ搭載のプレミアムPC。
  • 8位G-Master Spear Mini B850A
    AMD Ryzen 9000シリーズを搭載する容量26.3リットルとコンパクトながら幅広いカスタマイズ性とミニマルなデザインを持ち合わせたゲーミングPC。
  • 9位G-Master Velox II Intel Edition
    高品質なパーツを採用した納得の標準構成と厳選されたオプションパーツでシンプルなカスタマイズが楽しめる新機軸のゲーミングPC!第14世代インテル(R)Core(TM)プロセッサ搭載モデルです。
  • 10位Lepton Hydro WSX870A
    冷却性能と静音性のバランスを高次元で両立したデュアル水冷ワークステーション。Zen5アーキテクチャ採用のAMD Ryzen 9000シリーズと、サイコム独自に水冷化したGeForce RTX5000シリーズの組み合わせで、最強のクリエイション環境を実現します。