
BTOメーカー・サイコムは、新たにeスポーツチーム「@Sycom(読み:サイコム)」を結成。自らチーム運営に乗り出すこととなりました。メンバーは『ストリートファイター6』を主戦場とする4人。
これまでは機材提供や大会、イベントスポンサーとしての関わりだったサイコムが、なぜ新たにチーム運営を手掛けるのでしょうか。今回は、チームの指導に込められた想いとともに、チーム関係者のメッセージを紹介します。
目次
1.チーム運営を手掛けるサイコムの展望

これまでサイコムは、チームやプレイヤー、さらには大会のスポンサーになることでeスポーツ業界の発展に貢献してきました。しかし今回、自らチーム運営に乗り出すのは、「何か、今まではやっていなかったやり方」を望んだ結果だと、サイコム マーケティングマネージャーの佐藤明さんは説明します。
「これまで様々なチームや選手のサポートを行ってきましたが、あくまでもそれはスポンサーという立ち位置。しかし、シーンが成熟した今、外部からの“支援”という枠組みに留まるのではなく、プレイヤーとともに最前線に立ち、当事者として熱狂とストーリーを作り上げる段階に来たんだと思います」と続け、「支援」から「共創」へとステージを進ませることの必要性を明かしました。
スポンサーという立ち位置は、「どうしてもチームやプレイヤーと一線引いてしまうところがある」という佐藤さん。それに対して、自らチームを持ち、当事者として関わることは、意思決定のスピード感を促進し、さらなるチームの発展に繋がります。もちろん、当事者となることは、これまで以上に“責任”を伴うことになりますが、「それは覚悟の上です」と即答します。

eスポーツにおいてパソコンは必須アイテム。パソコンメーカーの存在は、eスポーツ界に大きな影響を与えますが、パソコンメーカーがeスポーツチームを持つことは非常に珍しく、「異端ですね」と佐藤さんは笑顔を見せます。しかし、前例がないわけではなく、もちろん禁じ手でもありません。パソコンメーカーのトップランナーが、業界の第一人者としてチームを持つことにより、「サイコムのゲーミングPCを使用するユーザーの方に対して“自慢できる誇り”、そして次世代のゲーマーの方に対して“憧れ”を提供できる」と佐藤さんは力を込めます。
新たに結成された「@Sycom」に所属するメンバーの多くは、昨年末まで別のチームに所属していました。しかし、そのチームが昨年末に解散。もともとサイコムはメンバーに対して機材提供などを行っていたことも、今回のチーム結成に繋がる大きなきっかけとなっています。
「彼らは非常に優れた選手たちなので、解散後はまさに引く手あまたという感じで、多くのチームから声をかけられたと思います」と振り返る佐藤さん。それに対して、改めてサイコムとしてのビジョンを示し、思い描くストーリーを共有することによって、メンバーを勧誘。決して看板が変わっただけではなく、メンバーがそれぞれ新しい夢を抱き、その夢を共有することによって、「@Sycom」というチームが新たに結成されることになったのです。
「機材整備や大会への参加など、チームとしての活動は当然ですが、私生活の部分も含めてサポートしていきたい」と意気込みを明かす佐藤さん。これは決して私生活に介入するということではなく、安心してゲーム中心の生活が送れる土台を築き上げるということ。東京・秋葉原にあるサテライトオフィスを練習の場として開放するなど、プレイヤーファーストの姿勢を示すサイコムですが、もちろん盲目的にサポートしているわけでなく、同社にとってのメリットを享受することも大きな目的となっています。そして、その最大の目的は「認知度の向上」です。
eスポーツが流行し、多くの大会やイベントが開催されていますが、「BTOメーカーを含めて、たくさんのパソコンメーカーがサポートを行っていますが、おそらくゲーマーの方の視野に入っているメーカーは限られてしまっているので、自社の製品をもっと頑張って周知させなければならない。そのためにも、サイコムという会社名はもちろん、ゲーミングPCブランドである“G-Master”の名前を広く知らしめることが重要。『我々の方向性が、eスポーツと一致していることを皆さんに知っていただきたい』。この思いこそが、チーム運営に繋がる大きな力となっているのです。」と佐藤さんは語ります。
さらに、サイコムでは、ゲーミングPCだけでなく、クリエイターに向けたパソコンの開発にも力を入れています。「eスポーツは決してゲームだけでは成り立たない」という佐藤さんの言葉通り、ロゴやユニフォームのデザイン、プレイ動画の配信、切り抜き動画の作成など、eスポーツは、ゲーマーだけでなく、クリエイターが活躍する場所でもあり、クリエイターの存在が、ゲーマーを支え、eスポーツを発展させるのです。そして、そこに第二の矢となるクリエイターPCを訴求できれば、サイコムのさらなる認知度を向上させることに繋がります。そのため@Sycomには、ゲーマーだけでなく、配信者やAI動画作成者などのクリエイターの参加も予定されているそうです。

秋葉原のサテライトオフィスを練習場として提供することについて、当初は「あまり大きなメリットにはならないのではと考えていました」と佐藤さんは振り返ります。しかし、自由に練習・宿泊が可能な拠点の存在は、メンバーからも予想以上に歓迎されたとのこと。「我々世代の30代後半は、家庭用ゲーム機やゲームセンターでの格闘ゲーム体験が先だったので、オンラインで人とつながるようになったときは大きな価値を感じましたが、オンラインが当たり前となった最近の若い世代は、オフラインでプレイできることがモチベーションに繋がるようです」と分析する佐藤さん。
実際、大会はオフラインで開催されるため、オフラインでの経験は非常に重要。特に格闘ゲームは、画面と正対するオンラインとは異なり、横に並んで対戦することになるため、オフラインでの経験不足は致命傷になりかねません。「みんなで集まるという行為自体が少なくなった時代なので、ここを中心とした新しい動きが生まれるかも」と、オフライン練習場から生まれる新たなシナジーに期待を寄せます。
PCメーカーがeスポーツチームを運営することは、選手目線で見れば「機材提供」がもっとも大きなメリットとなります。ゲーミングPCは決して安くありません。その意味では、経済的な価値が非常に高くなるわけですが、最新技術に触れやすくなることは、非常に大きな刺激にも繋がります。秋葉原のサテライトオフィスを活用し、無限とも言えるゲームの設定を仲間たちと一緒に詰めていくという行為は、プレイの質を向上させることはもちろん、メンバー間の絆を醸成させる大事な機会にもなるのです。
佐藤さんがメンバーにもっとも期待したいのは、サイコムのテーマでもある“Craftsmanship”の精神。「我々がパソコン業界における“技術の職人”であるのと同じように、eスポーツ界の職人であり、匠を目指してほしい」と、今後の目標を示します。「日々の練習はもちろん、ゲームの設定やデバイスの微調整なども徹底的にこだわってほしい。そして、プレイに関する限りは、一切の妥協を捨て、高みを目指し続ける圧倒的な執念を示してほしい」と熱いエールを贈ります。
発足時点では、メンバー構成からも『ストリートファイター6』をメインとするチームとなっていますが、「今後、うまく軌道に乗れば、他のタイトルへの参戦も検討します」という佐藤さん。さらに、「チームのカッコよさを示し、さらに伸ばしていけるようなクリエイティブも重要」との考えから、先にも述べた通り、クリエイター陣のメンバー加入も予定されています。チームとしての活動が充実していけば、大会に参加するだけでなく、「Sycom Cup」などの大会を自ら開催することも検討。「コアユーザーだけが活躍するような、単なる競技大会ではなく、“ファミリー層も楽しめる”イベントとして展開できれば」と、尽きることのない夢の実現を目指して、@Sycomは活動をスタートします。
サイコムの本社は埼玉県八潮市に位置します。「せっかくeスポーツのチームを運営するのであれば、“埼玉のeスポーツチーム”といった位置づけを目指したい」という佐藤さん。ふるさと納税などで地域創生にも貢献するサイコムですが、「八潮の近隣都市、草加や越谷などもひっくるめて、埼玉を盛り上げることができないかを考えていきたい」との思いを明かし、「スポンサーに関しても、同業ではなく、地場の企業から集めたい」との考えを示しました。サイコムの根底にあるのは、“何か面白いことをしたい”という思い。eスポーツチーム「@Sycom」を中心に巻き起こる今後の展開にも注目しておきましょう。

2.4人の『ストリートファイター6』プレイヤーが参加
eスポーツチーム「@Sycom」のメンバーは、国内外で開催される『ストリートファイター6』の大会で活躍する、おらりん選手、さぶとん選手、ピーポーくん選手、今井翔太選手ら4人が名を連ねます。
おらりん選手、ピーポーくん選手、ざぶとん選手の3名は、昨年末まで別のチームに参加していました。その点について、ピーポーくん選手は「たくさんのチームから声を掛けていただきましたが、最終的に@Sycomにお世話になることを決めたのはやはり“人”。一緒にやってきたメンバーと、また同じチームでできるということが大きかった」と振り返ります。

ざぶとん選手も「チームマネージャーとメンバーが一緒で、運営体制が基本的に以前所属していたチームからの引き継ぎみたいな感じだったので、安心感が強かった」と同意。特に悩むことはなかったと笑顔を見せます。
一方、「最後は熱意だった」というおらりん選手。チームマネージャーの小田学さんからの熱い説得が実を結んだ結果となっていますが、この点については、今井翔太選手も強く頷きます。今回のメンバーの中で、おらりん選手とざぶとん選手は、前チーム在籍時にサイコムから機材提供を受けていたこともあり、サイコムというメーカーの存在をしっかりと認知。@Sycomへの参加について、特に違和感は抱かなかったそうです。

なお、サイコムが前チームをサポートしたきっかけは、マーケティングマネージャーの佐藤さんがおらりん選手のプレイに魅力を感じたところからスタートしているとのこと。熱い交渉の末、おらりん選手の@Sycomへの参加が決定した際には、佐藤さんもほっと胸をなでおろしたと言います。
国内ではまさにトッププレイヤーの一人であるおらりん選手の2026年シーズンは、おもに海外が主戦場。「これまでと同じように平常心で出場したい」と意気込みを明かします。そんなおらりん選手のパソコンへのこだわりは“快適性”。「ゲームを快適にプレイできることが一番」というおらりん選手ですが、かつてサイコムより機材提供を受ける前は、常にカクついた状態でのプレイだったとのこと。「あれでよく勝てる」と周りから驚かれていたそうですが、配信の状態もひどく、逆にそれが売りになっているところもありました。
しかし、サイコムより機材提供を受けたことで、配信環境も一変。「前まで紙芝居だったのが、ヌルヌル動き出した」と、視聴者を大きく驚かせたそうです。「昔からずっとカクついた状態でのプレイだったので、パソコンがスムーズになると、最初は逆にやりにくかった(笑)」と打ち明けつつ、「今ではすごく快適にプレイできているので、とてもありがたいです」とサイコムへ感謝の言葉を送りました。
eスポーツ選手というと、かなりパソコンのスペックにこだわっていそうですが、おらりん選手と同様、ほかの選手もあまり強いこだわりは持っていないそうです。「一定以上の性能があれば良い」というピーポーくん選手ですが、「ゲームができて、配信もできれば」と、あまり高い水準での要求はないとのこと。
しかし、その一方で、ハイスペックのパソコンでプレイしたほうが、「絶対に上手くなる」と断言。@Sycomに加入したことで、「良いパソコンを渡します」と佐藤さんより約束され、さらなるスキルアップが期待できます。そして、「良いパソコンが使える環境に身を置けたことは、結構な喜びで、期待感がすごいです」と、あらためて喜びを爆発。「今後はプレイヤーとしてだけでなく、大会やイベントの運営面でも関わっていきたい」と、今後の活動に関する展望を明かしました。
一方、これまで一度も配信をしたことがないという今井翔太選手は、「@Sycomに加入したことを契機に、配信を始めたい」と強い意欲を示します。「これまでは趣味としてゲームをプレイするという感覚が強かったのですが、今後は『ストリートファイター6』を取り巻くシーンを盛り上げるという視点を持っていきたい」と決意する今井翔太選手は、エレナ使いの第一人者としてコミュニティの管理などをすでに行っていますが、「配信やSNSなどを活用しながら、さらにコミュニティの輪を拡大していきたい」と笑顔。これまでは、『ストリートファイター6』が“ぎりぎりプレイできるレベル”のパソコンでプレイしてきたそうですが、プレイヤーとしてのスキルアップ、さらには配信の開始に向けて、サイコムのゲーミングPCに大きな期待を寄せているそうです。

現役高校生のざぶとん選手は、リズムゲームやインクを塗り合う対戦アクションを経て、『ストリートファイター6』で初めて格闘ゲームに触れたという異色の存在。「ゲームの上達に楽しさを見出すタイプ」とのことで、一気にトッププレイヤーにまで駆け上がりました。そんなざぶとん選手が重視するのが「オフラインの経験」。秋葉原のサテライトオフィスを練習場として利用できることを、@Sycomで活動する大きなメリットのひとつとして挙げます。何よりも「気軽に東京に行けるのがうれしい」という、栃木在住のざぶとん選手。「実際にみんなで集まって、一緒に強くなっていける環境は非常にありがたいですし、単純に仲間と一緒にプレイできること自体が楽しみです」と笑顔を見せます。

選手プロフィール

おらりん
JeSU公認プロライセンスを所持。使用キャラはケンと舞。ランクマッチにて両キャラでMR2400over、MR1位を記録。
「CAPCOM Pro Tour 2024 World Warrior Japan #1」準優勝や「DNECUP 2025」優勝などの実績を持つ。
攻撃的なプレイスタイルと勝負強さを兼ね備えた、トップ戦線で戦い続けるプレイヤー。
意気込み
これから海外の大会にもたくさん参加する予定になっています。CAPCOM CUPはもちろんですが、サウジアラビアで開催されるEWCなどにも出場できるように、そして、優勝を目指せるように頑張っていきたいと思っていますので、応援をよろしくお願いします。

ピーポーくん
JeSU公認プロライセンスを所持。使用キャラはキンバリー。 「RIDDLE OPEN」優勝、「第4回 TOKYO METRO CUP」準優勝などの実績を持つ。プレイヤー活動の傍ら、コミュニティ大会「ピポバト!!」も主催している。
意気込み
@Sycomというチームで活動させていただくことになり、今後はチーム一丸となって頑張っていくのはもちろんですが、個人としては、昨年あまり良い結果の出せなかった海外の大会にも積極的に参加して、大きな大会で壇上に滑り込めるように、頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。

ざぶとん
使用キャラはDEE JAY。 「SCARZ Genesis Tournament」での優勝に加え、「FightClub Championship VI」など、国内外の大会で実績を残している。Act.10ではDEE JAYでMR世界1位。JeSU公認プロライセンス申請中、権利取得済(取材時点)。
意気込み
去年の目標だったDEE JAYで一番になるという目標はある程度達成できたと思っていますので、まだできていない部分も含めて、今後は『ストリートファイター6』の根幹的な上手さ、格ゲーとしての上手さを伸ばしていきたいです。そして、もっと実績も作って、大きな大会で活躍できるプレイヤーを目指したいです。応援よろしくお願いします。

今井翔太
使用キャラはエレナとマノン。 Act.10ではエレナにて最高MR2401、MR1位を記録。
「CAPCOM Pro Tour World Warrior」や「王者杯」などの公式・公認大会へ継続的に出場し、上位進出を目指し活動している。
意気込み
自分にとって、本当に最高の環境、そして最高のチームメイトに恵まれたチームで活動できることになり非常にうれしい限りです。「サイコムのチーム強いよね」「サイコムの人強いよね」って周りから言われるくらい、自分も必死になって練習して、結果を出していきたいと思っていますので、できれば応援よろしくお願いします。
3.チームマネージャー・小田学さんの挑戦
@Sycomには、昨年末解散した以前所属チームの選手が3人在籍していますが、そのチームを率いていた小田学さんもチームマネージャーとして参加。引き続き、所属選手のマネージメントを行っています。小田さんは、元々ゲーマーというわけでなく、監督として映画などの自主制作を行っていました。そんな小田さんにとって転機となったのが、PFFスカラシップで商業作品にチャレンジしたこと。「元々、商業ベースの映像制作にはあまり興味がなかったこともあって、少し肌にあわなかった」と振り返る小田さんは、商業ベースに“絶望”を感じ、映像制作からいったん手を引くことになったそうです。

そんな小田さんがハマったのが建築しながら戦うバトルロイヤルゲーム。「もう引きこもりみたいな状態で」と苦笑いを浮かべる小田さんは、ゲームのコミュニティにおいて、一人の中学生と出会うことになります。「学校でいじめを受けて、外に出ることができなくなっていた」中学生と、ゲーム内でコミュニケーションを取りながら、ずっと一緒にプレイすることを続けていく中で、小田さんの心境にも変化が芽生えました。「商業ベースの映像業界に絶望を感じていた私の心の中に、何か期待のようなものが生まれてきた」という小田さんは、その中学生が通信制高校への進学を決意したことを聞き、「自分はいったい何をやっているんだろう」と自問自答。一念発起した小田さんは、映像制作会社に籍を置くことになります。
しかし、やはり商業ベースの映像制作を素直に受け入れることができなかったことから、あらためて「自分が本当に作りたいクリエイティブとは何か」を追求。建築しながら戦うバトルロイヤルゲームをやり込んだ経験から、eスポーツと映像制作のシナジーに大きな期待を持ったそうです。実際にチームを運営することでわかってきたことは、「映画の制作とeスポーツチームのマネジメントは似ている」ということ。「自分は映画監督をやって、脚本も書いていましたが、スクリーンに映るのは役者さんだし、撮るのはカメラマン。そのほか、照明や録音、衣装など、たくさんの人に助けられて、ようやく作品を世の中に発信することができる。eスポーツもまったく同じで、私自身は戦うわけではない」と考えた小田さんは、今までの人生での経験を活かせるeスポーツチームのチームマネージャーこそが、自身にとっての「天職」だと考えるようになったそうです。
「選手たちをできるだけ良い環境でプレイさせてあげたい。まだまだ経験不足なところもありますが、eスポーツチームにかけるエネルギー量なら誰にも負けない」という熱い気持ちを汲み取ったサイコムは、小田さんに@Sycomでのチームマネージャー就任をお願いしたとのことです。
小田さんの熱意で、4人の選手を確保。おらりん選手のように、前チームを辞めてから引く手あまたのトッププレイヤーの参加が決定しました。自分とともに戦ってくれる選手たちに感謝の言葉を述べる小田さんは、「選手が好きなこと、つまりゲームだけに集中できる環境を作ることこそが自分の仕事」と断言。そこに、サイコムの方針をいかに乗せていくかが自身の腕の見せ所だと考えます。
チームの運営主体がサイコムになったことで、「機材を提供していただけたのがもっともありがたい」という小田さん。「おらりん君なんて、本当にひどいパソコンを使ってましたから」と苦笑いを浮かべつつ、「以前は、それに対してこちらからサポートすることが非常に難しかった。私は元々自作をやっていたので、ある程度の知識はあったのですが、世間のトレンドとか、このゲームにはこういった構成が刺さるみたいな細かなところまでは、絶対にフォローできませんし、そこまでの理解度もありませんでした」と振り返り、「パソコンのプロフェッショナルとしてサポートしていただけるのは非常にありがたい」と、今後のサポートに期待を寄せます。

また、「サイコム自体、ゲーマーに対する理解度が高い点」を挙げ、「以前の環境で言えば、みんながみんな応援してくれているわけではないのは当然としても、ゲーム自体に理解がない人がたくさんいる。見たことがない人も珍しくありません。それと比べると、スタート時点から会社全体として理解度が高いのは相当なメリットだと思います」と、業界的なメリットを言及。さらに、サイコムが掲げる“Craftsmanship”についても、「職人というキーワードは、ゲーマーのライフスタイルに直結するテーマ」であり、「チームとしても、重要なキーワードになると思います」との思いを明かしました。
@Sycomは、当面『ストリートファイター6』をメインに、eスポーツチームとしての活動を行いますが、「プレイヤーだけでなく、クリエイターも重要」という考えから、動画配信者や生成AIのクリエイターなどを中心としたメンバーも、チームに参加させていきたいという小田さん。「サイコムはパソコンメーカーですから、パソコンを中心に、様々なコンテンツを発信できるチームを作りたい。もちろん最初はゲーム関連がメインとなりますが、そこにこだわる必要はなく、自分にとっての最高のパフォーマンスを発揮できる舞台を作り上げたい」との展望を示し、「それが新たなシナジーを生み出すと思いますし、それを@Sycomでできたら最高だと思います」と、チームとしてのシナジーにも期待を寄せています。
「@Sycomには、おそらくトップを狙えるメンバーが揃っていて、まさに最高峰であり、最前列に位置するチームだと思っています」と自信を覗かせる小田さん。「最初はダークホース的に活躍できれば良いと思っていましたが、万全のサポート体制を活かして、世界は当然、という感じで頑張っていきたいと思います」と、強い決意で締めくくりました。
サイコムのおすすめゲーミングPC
G-Master Velox III AMD Edition

| 【G-Master Velox III AMD Edition】標準構成 | |
|---|---|
| CPU | AMD Ryzen 5 9600(3.8GHz/6コア/12スレッド) |
| メモリ | DDR5-5600 16GB(8GBx2) |
| マザーボード | AMD B850チップセット |
| SSD | 1TB(NVMe/M.2 SSD) |
| ビデオカード | NVIDIA GeForce RTX 5060(8GB) |
| 外形寸法 | 幅215×奥行き473.5×高さ454mm |
G-Master Velox Mini B860 Intel Edition

| 【G-Master Velox Mini B860 Intel Edition】標準構成 | |
|---|---|
| CPU | Intel Core Ultra 5 225F(3.3GHz、10コア/10スレッド) |
| メモリ | DDR4-3200 16GB(8GB×2) |
| マザーボード | Intel B860 チップセット |
| SSD | 1TB(NVMe/M.2 SSD) |
| ビデオカード | NVIDIA GeForce RTX 5060(8GB) |
| 外形寸法 | 幅200×奥行き336×高さ283.5mm |
G-Master Spear X870A

| 【G-Master Spear X870A】標準構成 | |
|---|---|
| CPU | AMD Ryzen 7 9700X (3.8GHz、8コア/16スレッド) |
| メモリ | DDR5-5600 32GB(16GB×2) |
| マザーボード | AMD X870 チップセット |
| SSD | 1TB(NVMe/M.2 SSD) |
| ビデオカード | NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti(16GB) |
| 外形寸法 | 幅220×奥行き506×高さ493mm |

北海道の牧場で馬と戯れる日々を経て、パソコン雑誌やWEBニュース媒体の編集長を歴任する。Athlonに心奪われ、Xeonに絶対の忠誠を誓ったのも今や昔。現在は、編集業を中心に、原稿執筆からカメラマン、果てはアニメの宣伝プロデューサーまで、本業不明の生活を送る。ユーザーの心をがっつり掴む各種オウンドメディアを運営中。 プロフィールはこちら
BTOパソコン売れ筋ランキング
(2月1日~2月28日)

- 1位G-Master Spear X870A
- Zen5アーキテクチャ採用のAMD Ryzen 9000シリーズを搭載するミドルタワー型ゲーミングPC。高性能と高拡張性を実現したゲーマー向けハイエンドモデルです。

- 2位G-Master Velox III AMD Edition
- 高品質なパーツを採用した納得の標準構成と厳選されたオプションパーツでシンプルなカスタマイズが楽しめる新機軸のゲーミングPC!AMD Ryzen 9000シリーズ搭載モデルです。

- 3位G-Master Spear Z890
- AI時代の新CPU、Intel Core Ultraプロセッサを搭載するミドルタワー型ゲーミングPC。高性能と高拡張性を実現したゲーマー向けハイエンドモデルです。
- 4位G-Master Spear Mini B850A
- AMD Ryzen 9000シリーズを搭載する容量26.3リットルとコンパクトながら幅広いカスタマイズ性とミニマルなデザインを持ち合わせたゲーミングPC。
- 5位Radiant GZ3600X870A
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- 8位G-Master Hydro Extreme X870A
- BTO初、サイコム独自に水冷化したGeForce RTX5090搭載!Zen5アーキテクチャ採用のAMD Ryzen 9000シリーズとの組み合わせで、最高のパフォーマンスながら冷却性能と静音性のバランスを高次元で両立したデュアル水冷ゲーミングPC。
- 9位Premium Line X870FD-A
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- 10位G-Master Hydro Z890
- 冷却性能と静音性のバランスを高次元で両立したデュアル水冷ゲーミングPC。Intel Core Ultraプロセッサとサイコム独自に水冷化したGeForce RTX5070Tiの組み合わせで快適なゲーミング環境を実現します。(オプションでGeForce RTX5080もご選択いただけます)
