
ゲーミングPCを購入する場合、もっとも大きな悩みどころはビデオカードの選択ではないでしょうか。特に、「AMD Radeon」と「NVIDIA GeForce」の選択は、性能や価格など様々な違いがあるため、なかなか絞りきれない方も少なくないでしょう。
そこで今回は、2025年3月に新シリーズがラインナップされた「AMD Radeon」にフォーカスを当て、その特徴を解説していきます。一般的に「Radeon」はコストパフォーマンスの面で注目されがちですが、ゲーミング性能はもちろん、映像編集や画像編集といったクリエイティブなシーンでの活躍も期待されています。
本記事では、「AMD Radeon」の基本的な概要からライバル関係にある「NVIDIA GeForce」との違い、主な機能やシリーズごとの特徴などを解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次 [隠す]
1.Radeonとは?
「Radeon(ラディオン・ラデオン)」は、「Ryzen」などでおなじみの半導体メーカー「AMD」が設計・開発するGPU(Graphics Processing Unit)ブランドで、かつてはATI Technologiesが開発するGPUブランドでしたが、2006年にAMDがATIを買収したことにより、現在はAMDのブランドとして展開されています。
「Radeon」は、2000年にATIの主力ビデオチップ(グラフィックアクセラレーター)「Rage」シリーズの後継として登場。当初「Radeon 256」として発表された初代Radeonは、DirectX 7に対応し、CPUでソフトウェア的に処理されていたT&L(Transform & Lighting:物体の座標変換と陰影計算)処理をハードウェアでサポート「Charisma Engine」を搭載するなど、当時先行していたNVIDIAの「GeForce 256」に匹敵するスペックとなっています。
なお、初代Radeonは、「Radeon 256」の名称で発売されることはなく、「Radeon DDR 64」などの名称で登場しましたが、後に「Radeon 7000」シリーズとしてリブランドされました。その後、「Radeon X~」や「Radeon HD~」などのシリーズを経て、現在の最新モデルは「Radeon RX 9000」シリーズとなっています。

2.「Radeon」と「GeForce」の主な違い
2-1.性能と価格の違い
AMD(ATI時代も含む)とNVIDIAは、「ATI Rage」と「NVIDIA RIVA」時代から3Dグラフィックチップでしのぎを削るライバル関係であり、現在でも「AMD Radeon」と「NVIDIA GeForce」の性能比較などは多くの注目を集めています。
同世代の性能を比較した場合、まさに抜きつ抜かれつの関係となっていますが、比較的「Radeon」のほうが低価格で提供されることが多く、特に現役世代を見てみると、特にミドルレンジクラスは「Radeon」のコストパフォーマンスの高さが光ります。
ただし、「Radeon」はミドルレンジ~ハイエンドクラスで展開されているのに対し、「GeForce」は、「GeForce RTX 4090」や「GeForce RTX 5090」といった、いわゆるウルトラハイエンドクラスのGPUもリリースしているため、単純な性能面では「GeForce」シリーズが頭ひとつ抜けたパフォーマンスを発揮します。
現在のところ、「GeForce」がシェアの面で大きくリードしており、とにかく性能を追求したいというヘビーユーザーには「GeForce」が支持されますが、コストを抑えてゲームを楽しみたいというライトユーザーには「Radeon」も十分な選択肢となりうるのです。

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2-2.機能・技術の違い
「Radeon」も「GeForce」も。、ゲームを「より軽く・より美しく」動作させるための独自技術を備えていますが、そのアプローチには大きな違いがあります。
例えば、「GeForce」に搭載された超解像技術「DLSS(Deep Learning Super Sampling)」は、GPUに内蔵されたAI機能を利用してアップルスケーリングを行っていますが、「Radeon」で利用される「FSR(FidelityFX Super Resolution)」は、AIを使わない独自のアップスケーリング技術となっており、「Radeon」以外のGPUにも対応する汎用性が魅力となっています。
基本的に「GeForce」は「レイトレーシング」などの最新技術をいち早く導入するのに対し、「Radeon」は一歩遅れる傾向にありますが、決して技術力が劣っているというわけではなく、XboxやPlayStation 5などの家庭用ゲーム機の分野では「Radeon」のカスタムチップが広く採用されている点は注目したいポイントとなっています。

2-3.用途別の違い
「Radeon」も「GeForce」も基本的にはゲーミング向けのGPUとして展開されているため、ゲーム用途であれば、ゲームタイトルによる最適化などの違いはあるものの、いずれを選んでも大きな差はありません。
ただし、先にも述べた通り、最新ゲームを最高の画質設定でプレイしたいといったヘビーユーザーの場合は、ウルトラハイエンドクラスが展開されている「GeForce」、できるだけコストパフォーマンスの高さを求めるのであれば「Radeon」という選択になります。
一方、GPGPUなど、クリエイティブ用途にも活用する場合は、「CUDA」対応のソフトウェアが多い現状では「GeForce」がやや有利ではありますが、OpenCLをサポートする「Radeon」に対応するソフトウェアも増えてきているため、ソフトウェアの対応次第では「Radeon」にアドバンテージがあるケースも少なくありません。
なお、GPGPUとしての利用がメインの場合は、プロフェッショナル向けのGPUを使うのがベストですが、NVIDIAが「GeForce」ではなく「NVIDIA RTX」シリーズとして展開しているのに対し、AMDは現在、「Radeon PRO」シリーズとして、「Radeon」の名前の入ったシリーズ名で展開しています。

3.「Radeon」のメリット
3-1.コストパフォーマンスの高さ
先にも述べた通り、「Radeon」搭載のビデオカードと「GeForce」搭載のビデオカードを比較すると、同じ性能帯の製品は、「Radeon」搭載のビデオカードのほうが比較的抑えた価格設定となっています。すなわち、同価格帯であれば「Radeon」のほうが性能が高くなるため、コストを抑えたい方にとっては、「Radeon」は良き選択肢となるわけです。
これはゲームに限らず、クリエイティブ用途であれビジネス用途であれ、基本的には同じことなので、予算の限られたユーザーにとって「Radeon」は魅力的な存在と言えるでしょう。
ただし、これはあくまでもミドルレンジからミドルハイクラスでの話であり、ハイエンド~ウルトラハイエンドクラスになると、性能面も価格面も大きな差が開く結果となります。
3-2.映像編集や画像編集に強い
「Radeon」はかつてより、発色の良さに定評があり、映像面での評価が高いGPUでした。また、これも昔の話になってしまいますが、「All-in-Wonder」と呼ばれるTVチューナー付きのビデオカードを展開していたこともあります。
このように、映像との親和性に秀でる「Radeon」ですが、OpenCLやMetalなどのAPIに対応していることから、「Adobe Premiere Pro」や「DaVinci Resolve」などの映像編集ソフト、「Adobe Photoshop」などの画像編集ソフトでも高速な処理が可能。特に「DaVinci Resolve」は、「Radeon」に最適化されたレンダリング性能が評価されており、エフェクトやカラーグレーディングなどの負荷の高い作業でも優れたパフォーマンスを発揮します。
また、「GeForce」の「NVENC」同様、「Radeon」にも「VCE(Video Codec Engine)」と呼ばれるハードウェアエンコーダーが搭載されているなど、クリエイティブ用途での活躍が期待できるGPUとなっています。

3-3.AMD製CPU「Ryzen」との相性の良さ
「Radeon」はAMDが設計・開発しているGPUなので、同じAMDのCPU「Ryzen」と組み合わせることで、「AMD スマート テクノロジ」を利用することができます。
「AMD スマート テクノロジ」では、必要に応じてすばやく動的に電力を管理し、「Radeon」と「Ryzen」の相乗効果を利用することによってシステムのパフォーマンスと効率性を高め、ゲーム パフォーマンスを最大化したり、ゲームのレイテンシを低減したり、電力効率を高めることが可能となります。
「AMD スマート テクノロジ」には、様々な機能が含まれていますが、その中でもゲーミング用途でもっとも注目したいのが「AMD Smart Access Memory」です。その詳細については次章であらためて紹介します。

4.Radeonの主な機能
4-1.FidelityFX Super Resolution(FSR)
「FidelityFX Super Resolution(FSR)」 は、最先端のアップスケーリングおよびフレーム生成テクノロジを使用して、対応ゲームのパフォーマンスを大幅に高める、AMDが開発した超解像技術です。NVIDIAの超解像技術「DLSS」が「GeForce RTX」シリーズでのみ使用できるのに対し、「FSR」は「Radeon」を含むほぼすべてのGPUで利用可能となっているのが特徴です。
先に、「DLSS」と「FSR」の違いとしてAIの使用有無という話をしましたが、最新の「Radeon RX 9000」シリーズ限定で利用可能な「FSR 4」は、AIアクセラレーションによるアップスケーリングアルゴリズムを使用。現行の「FSR 3.1」よりも画質の向上が期待されます。
また、「Radeon」には「FSR」とよく似た「Radeon Super Resolution(RSR)」と呼ばれる機能も搭載されています。この「RSR」は、「FSR」と同じアルゴリズムを採用した、ドライバーレベルのアップスケーリング機能。「FSR」はゲームへの統合が必要ですが、「RSR」はドライバーベースのソリューションであるため、非常に多くのゲームで機能を利用することができます。
なお、「RSR」は「FSR」に対応していないゲームでメリットを発揮する技術で、「FSR」に対応しているゲームでは、「RSR」を無効にせずに「FSR」と同時に利用すると、効果が重複し、画質が低下する可能性があります。「FSR」が利用できる場合は、「FSR」を利用したほうが高い画質が期待できます。
4-2.Radeon Anti-Lag
「Radeon Anti-Lag」は、ゲームプレイ中のマウスやキーボードの入力遅延を軽減する機能です。クリック応答性が向上し、低レイテンシでのゲームプレイを実現します。
最新の「Radeon Anti-Lag 2」は、レイテンシへの対処を次のレベルへと引き上げ、さらに応答性の高いエクスペリエンスを提供します。ただし、ゲーム内で機能するテクノロジのため、ゲーム側での対応も必要となります。
4-3.Radeon Boost
「Radeon Boost」は、ユーザーの入力を介して画面上でキャラクターの高速の動きが検出されるとフレーム全体の解像度を動的に下げることによって、品質にほとんど影響を与えずに、高いFPSを実現する機能です。
DirectX 11対応タイトルの解像度、DirectX 12対応タイトルではフレーム内のシェーディングレートを動的に調整することで、ゲーム中のパフォーマンスと応答性を向上させます。
4-4.Smart Access Memory
「Smart Access Memory」は、「Ryzen」から「Radeon」搭載ビデオカードのビデオメモリ(VRAM)へ瞬時にフルアクセスできるようにする機能で、ボトルネックを解消し、双方間でより高速なデータが転送を実現。対応ゲームでより高いパフォーマンスが発揮されます。
4-5.Radeon Chill
「Radeon Chill」は、システムを低温で静かに稼働させることができる省電力機能。ゲーム内の動きをもとにフレームレートを調整することにより、電力消費を抑える役割を果たします。
画面の動きが激しい間は、あらかじめ定義された上限までFPSを実行しますが、画面に動きがない場合はFPSを自動的に下げて消費電力を節約。特にゲーミングノートPCを使う場合のバッテリー消費抑制に大きな効果を発揮します。
5.Radeonシリーズ別の特徴
5-1.「Radeon RX 9000」シリーズ
2025年3月に登場した「Radeon RX 9000」シリーズは、最新のRDNA 4アーキテクチャーを採用。高品質なゲームグラフィックスを実現するために大幅な改良が施されています。第三世代となるレイトレーシングユニットにより、リアルなライティング、シャドウ、リフレクションを実現。さらに第二世代のAIアクセラレータによって、ゲーム用途のみでなく、クリエイティブ用途でも高いパフォーマンスを発揮します。
さらに、新設計の「AMD Radiance Display エンジン」と強化されたメディアエンジンによって、幅広いディスプレイ対応と録画やストリーミングの画質の向上も図られており、最新のDisplayPort 2.1aおよびHDMI 2.1bをサポートし、最大8K/144Hzという高解像度と高リフレッシュレートに対応します。
そして、超解像技術「FSR」が「FSR 4」にアップグレード。AIアクセラレーションによるアップスケーリングアルゴリズムを使用することで、現行の「FSR 3.1」よりも画質をより向上させています。
また、ネーミングルールも刷新され、従来は「Radeon RX 7900 XT」のように、数字の100の位で性能を表していましたが、「Radeon RX 9000」シリーズでは、「Radeon RX 9070 XT」のように、10の位で性能を表すといった、競合を意識した変更が行われています。
なお、2025年4月中旬現在、「Radeon RX 9070 XT」と「Radeon RX 9070」の2ラインナップが市場に投入されています。
「Radeon RX 9000」シリーズ |
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Radeon RX 9070 XT |
Radeon RX 9070 |
5-2.「Radeon RX 7000」シリーズ
RDNA 3アーキテクチャを採用し、AIアクセラレータやレイトレーシングユニットを搭載。AV1エンコードにも対応し、最新のDispleyPort2.1をサポートします。GPUとしては初めてチップレット構造を採用。「RX 7700XT」以上の上位モデルは、グラフィックエンジンとL1/L2キャッシュなどを搭載したGCD(Graphics Chip Die)と、メモリコントローラーとL3キャッシュ(Infinity Cache)を搭載したMCD(Memory Cache Die)を複数組み合わせた構造となっています。
「VCE」も強化され、AV1エンコード/デコードにハードウェアで対応。さらに、フレーム レートを上げてスムーズな動きを向上させるフレーム生成テクノロジ「AMD Fluid Motion Frames」もサポートしています。
リリース当初はハイエンド向けのみのラインナップでしたが、現在はミドルレンジまで幅広く製品が揃っています。
「Radeon RX 7000」シリーズ |
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Radeon RX 7900 XTX |
Radeon RX 7900 XT |
Radeon RX 7900 GRE |
Radeon RX 7800 XT |
Radeon RX 7700 XT |
Radeon RX 7600 XT |
Radeon RX 7600 |
6.「Radeon」搭載可能なおすすめBTOパソコン
6-1.G-Master Spear X870A
BTOメーカー・サイコムによるゲーミングPCのスタンダードモデルに位置づけられる「G-Master Spear」シリーズにおいて、AMDプラットフォームのハイエンドモデル「G-Master Spear X870A」は、「AMD X870 チップセット」搭載マザーボードをベースとした構成となっています。
標準構成では「NVIDIA GeForce RTX 4060」搭載ビデオカードが採用されていますが、サイコムならではの柔軟なカスタマイズによって「Radeon」搭載ビデオカードももちろん選択可能。最新の「Radeon RX 9070/9070 XT」はもちろん、ハイエンドの「Radeon RX 7900 XTX」で性能を追求したり、「Radeon RX 7600」でコストを抑えるなど、ニーズや予算にあわせた幅広い選択が可能となっています。
CPUはZEN5コアの「AMD Ryzen 7 9700X」が標準となっていますが、ゲーム性能を追求するのであれば「AMD Ryzen 7 9800X3D」や「AMD Ryzen 9 9950X3D」などの3D V-Cache採用モデルにも注目してみましょう。

【G-Master Spear X870A】標準構成 |
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CPU:AMD Ryzen 7 9700X【3.8GHz、8コア/16スレッド】 メモリ:DDR5-5600 32GB(16GB×2) チップセット:AMD X870 チップセット SSD:1TB(NVMe/M.2 SSD) ビデオカード:NVIDIA GeForce RTX 4060(8GB) |
6-2.Lepton Motion Pro X870/A
「Lepton Motion Pro X870/A」は、高速なレンダリング性能を誇る映像編集に特化した「Lepton Motion Pro」シリーズにおいて、AMDプラットフォームを採用したミドルタワー型モデルで、見た目のスタイリッシュさにもこだわった、クリエイターPCとなっています。
標準構成は「NVIDIA GeForce RTX 4060」搭載ビデオカードとなっていますが、前述したとおり、映像編集ソフトの「Radeon」への最適化も進んでおり、クリエイターPCだからこそ「Radeon」というチョイスも現実的なものとなっています。最新の「Radeon RX 9000」シリーズであれば、コストアップ以上の性能アップも期待できます。
メモリはDDR5-5600を32GB(16GB×2)搭載していますが、予算に余裕があれば、操作の快適性が向上する64GB(32GB×2)以上へのカスタマイズもあわせておすすめしたいポイントとなります。

【Lepton Motion Pro X870/A】標準構成 |
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CPU:AMD Ryzen 7 9700X【3.8GHz、8コア/16スレッド】 メモリ:DDR5-5600 32GB(16GB×2) チップセット:AMD X870 チップセット SSD:1TB(NVMe/M.2 SSD) ビデオカード:NVIDIA GeForce RTX 4060(8GB) |
6-3.G-Master Velox Mini B650A AMD Edition
ゲームに求められるパフォーマンスとミニマルなデザインでまとめ上げたコンパクトゲーミングモデル「G-Master Velox Mini」シリーズにおいてAMDプラットフォームを採用した「G-Master Velox Mini B650A AMD Edition」は、初めてゲーミングPCを購入するといったエントリー層にもおすすめの1台となっています。
容量わずか19リットルというコンパクトサイズでありながらもビデオカードを搭載可能。標準では「GeForce RTX4060」となっていますが、せっかくのAMDプラットフォームなので、「Radeon RX 9070」などにカスタマイズして、「AMD スマート テクノロジ」による性能アップを狙ってみるのも良いでしょう。
CPUもゲーミング向けの「AMD Ryzen 7 9800X3D」にカスタマイズ可能。コンパクトモデルだけに冷却性能が心配という方は、Noctua製の高性能CPUクーラーや水冷ユニットを採用することによって、長時間プレイする場合でも安定したパフォーマンスが期待できます。

【G-Master Velox Mini B650A AMD Edition】標準構成 |
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CPU:AMD Ryzen 5 9600【3.8GHz、6コア/12スレッド】 メモリ:DDR5-5600 16GB(8GB×2) チップセット:AMD B650 チップセット SSD:1TB(NVMe/M.2 SSD) ビデオカード:NVIDIA GeForce RTX 4060(8GB) |
7.まとめ
2025年3月に新製品となる「Radeon RX 9000」シリーズが登場し、注目を集める「AMD Radeon」ですが、今年はNVIDIAも「GeForce RTX 50」シリーズを展開するなど、両社の熾烈なライバル関係も引き続き注視していきたいところです。
「AMD Radeon」は、特にミドルレンジクラスのコストパフォーマンスに優れており、少しでもコストを抑えたい方には有力な選択肢となるGPUですが、ゲーム用途はもちろんのこと、ソフトウェアの最適化が進んでいる昨今では、クリエイティブ用途でも高い性能が期待されています。
本記事では、「AMD Radeon」の基本的な概要から「NVIDIA GeForce」との違い、主な搭載機能やシリーズごとの特徴などをじっくりと解説してきました。サイコムのBTOパソコンの購入を考えている方は、「Radeon」へのカスタマイズもあわせて検討してみてはいかがでしょうか。

父親の影響で、中学生からパソコンの自作を始める。秋葉原のPCショップでアルバイトをしながら学生生活を過ごし、現在は通信会社の子会社でシステムエンジニアとして勤務。週末は副業でPCやデジタルガジェット系のライターをしながら、今もアキバ通いを続けてます。BTOパソコンは奥が深いです、単に道具として使うだけではなくパーツ選びも楽しみましょう!
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